プロ野球通信簿「広島カープ」編

お待たせしました。今日はセリーグ4位の広島カープの通信簿です。

私の順位予想ではカープは1位でした。実際に8月末時点では1位でした。

9月にヘバって急失速。最終的には4位でした。

今年のカープは「優勝まであと一歩」でした。坂倉だってそう言ってただろ。

 

打線の失敗

8月までは4番小園でよく頑張ってたんですが、2度にわたる「末包の離脱」が痛かった。

末包は1月の自主トレで出遅れて開幕アウト。5月に復帰すると「コゾスエサカ」のクリーンアップでカープは貯金を稼ぎました。

今年のカープは末包のいた5、6、8月で貯金がプラス。いなかった4、7月がマイナス。9月が大失速。

 

「9月は末包もいたじゃん!」

いたんですけど明らかに本来の末包の姿ではありませんでした。

当時のブログ記事にも「末包の打撃がおかしい。どこかケガしてるかもしれない」と書いてます。※参考記事

チームを支えてきた「コゾスエサカ」のクリーンアップは9月5日の試合を最後に解体されました。それ以後、カープが1勝5敗ペースで転落していったことはご承知の通りです。

 

9月は先発投手陣も崩れましたが、そこに文句を言うカープファンは一人もいません。

やはり打線の援護が少なすぎました。

そんな中で秋山、小園、坂倉は頑張りました。矢野も頑張ったし、野間も頑張った。

だがチームは 4位 でした。

敗因は明らかに攻撃力にあったでしょう。 

 

ドラフトの失敗

一番悪いのはレイノルとシャイナーなんですが、球団の補強策としては決して間違っていなかったと思います。

「マクデビを残しておけば…」

と言うのは結果論。確実性のあるレイノルズ、大砲シャイナーに懸けた外国人の編成は正しかったと思います。

 

ただドラフトにはモヤモヤしましたね。カープらしくなく、新井らしくないドラフトでした。

去年、カープは1~3位で常廣、高、滝田を指名。この子たちは素晴らしい投手で何も罪はありません。

問題は「カープが上位指名すべき選手は大学生投手だったのか?」という点。

私は慶応大学の 廣瀬隆太 を狙っていました。※参考記事

この廣瀬君は六大学通算20本塁打の右の大砲。守備は下手ですが一応セカンドとファーストを守れます。

 

結果はソフトバンクが3位指名。カープは2位でも3位でも廣瀬を指名できたがしませんでした。

廣瀬君は今シーズン1軍で35試合に出場して打率.233、2本塁打でした。

ウエスタンでも特筆するような成績は残せていません。カープに来ても今年の結果は同じだったかもしれません。

 

今年も宗山を1位指名するなど、最近のカープのドラフトは「補強ポイントと指名選手がズレてる」ような気がするんですよね。

今年は宗山を外したおかげで、佐々木泰と渡邉悠斗を獲得できましたが、それは「結果オーライ」にすぎません。

佐々岡はアホだから即戦力投手ばかり指名したのもわかる。

だけど新井まで2年連続で1番人気に特攻するなんてアホっぽいと思います。

 

「その年のナンバーワンを獲る戦略だよ!」

もわかるんですけど、矢野小園に宗山をかぶせるのはいくら何でもナンセンスでしょう。

 

来季に向けて

結果的に今年のドラフトは良いバランスでしたし、新外国人も良さそうな選手を3人獲得できました。

「コルニエル→ドミンゲス」の入れ替えを除けば、私は球団のチーム編成は「今年も正しい」と思います。

余剰気味の外野手を獲ってきたことには少し驚きましたが、矢野が内野のポジションをがっちり掴めそうなことと、ファビアンの打撃が相当良い という意味でしょう。楽しみです。

カープの外野手は余っていますが、四番打者はスカスカです。ファビアンとモンテロには期待しています。

 

今日は「今年の通信簿」なので来季の構想を多く語りたくありませんが、つい熱くなってしまいます。

今季のカープはよく頑張ったよ。100点満点で93点くらいじゃないか。

んでチームMVPは間違いなく 矢野雅哉、おめーだよ。

カープは優勝まであと一歩なんですよ。マエケンと誠也抜きでよくやってると思います。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感