ひが的「間違ってたらごめんなさいシリーズ」の第2弾。(第1弾はバレンティン)
今回はプロ野球のキャンプって何やってんの?をテーマにお届けします。
間違ってたらごめんなさい。
私が知る限りのプロ野球キャンプについて書きます。
もくじ
1.秋季キャンプ
-時期
-内容
2.春季キャンプ
-時期
-内容
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1.秋季キャンプ
■秋季キャンプの時期
例年、秋季キャンプは日本シリーズが終わって1~2週間後に始まります。だいたい10月下旬か11月上旬に開始。期間は2週間程度。
公式戦終了直後で一軍選手は疲労困憊。
なので秋季キャンプに呼ばれる選手は二軍の若手が主体となります。
練習好きで知られるカープの場合、たまに一軍の主力選手も秋季キャンプへの参加を志願することがありますが、だいたいは首脳陣からストップがかかります。「お前は休んで疲れを取れ」という意味です。
カープの場合、秋季キャンプは宮崎県日南市の天福球場で行われています。
なんとその歴史は1963年から。1963年の2月から一途に天福球場でキャンプを張り続けるカープ。
1963年と言えば長嶋茂雄と古葉毅が激しく首位打者を争った年。そこから天福一筋のカープ。こういう律儀なとこがスキ♡
ちなみに2月の春季キャンプも日南の天福球場からスタートするのが恒例です。
■秋季キャンプの内容
んで秋季キャンプの内容について。
若手中心の秋季キャンプってどんな練習をしているか気になりません?私はとっても気になります。
今日も詳しく知らないままに書きます。間違ってたらごめんなさい。だってニュースが少ないんだもん。
私は秋のキャンプについて「己の限界まで体をいじめ抜く」ってイメージを持っております。昭和時代の合宿とか特訓とかのイメージ。巨人の地獄の伊東キャンプ(1979年)も有名ですね。
二軍の若手をとことん鍛えて追い込むのが秋のキャンプ。もしケガしても春のキャンプまで2ヶ月以上あります。治ります。
だからシゴキ鍛えるのです。体も精神も。
ただしグラウンドでの練習って意外に待ち時間が長いんですよ。
例えば内野のシートノック。三塁手はだいたい2人で守ります。三塁ノックを3人で受けると選手はかなりヒマ。3球に1球しか練習になりません。2人でもかなりラクです。
二塁とショートは3人でちょうど。ゲッツーのベースカバーがありますから2人だと死にます。ずっと走りっぱなし。
一塁手も1人か2人。コレもラク。
なので私はグラウンドでの全体練習は「秋季キャンプの仮の姿」だと思っています。
本当に選手を鍛える練習はグラウンドの外で行われていると思います。
21世紀の今日ならば室内練習場での打撃練習や体幹トレーニング、球場外のロードワーク(走り込み)とかで死ぬほど体をいじめ抜くんじゃないでしょうか。
令和時代に走り込みは古いかもしれませんが、宮崎では機材不足で十分なウェートトレーニングができないと思うんですよ。だから今でも走り込みと腕立て伏せ。やってると思うなあ。だってカープは貧乏だから。
とにかく野球部の練習ってグラウンドの外のほうがキツいんですよ。関西の場合は「基礎練」と呼ぶ。アクセントは「きそれん↓」又は「きそ↑れん」です。
■補足
内野手の「1000本ノック」とか外野手の「アメリカンノック」は特訓の代名詞みたいな扱いなんですけど、これらはグラウンドでチーム全員でできない練習です。よく映像に流れる「地獄のノック風景」は全体練習終了後の夕方や、休日の日にコーチが強化指定選手に対して課していると思います。平成ならば江藤智や野村謙二郎vs大下剛。令和なら羽月隆太郎vs玉木朋孝。
2.春季キャンプ
■春季キャンプの時期
プロ野球選手は秋季キャンプが終わると契約更改。
12月はオフ。休む選手もいれば鍛える選手もいます。スター選手がバラエティ番組に出演したりするのもだいたいこの時期。
1月に入ると各自で自主トレ。最近は5~6人のグループで海外自主トレをする選手も多い。
一軍選手はこの自主トレ期間に体を鍛え直し、2月1日のキャンプインに備えます。
春季キャンプは皆さんご存じの通り2月1日球春到来。多くのプロ野球ファンがこの日「あけおめ!」とお正月の挨拶を交わします。
12球団一斉キャンプイン。スポーツニュースのネタはプロ野球のキャンプ一色。
キャンプ終了は球団によってまちまちですが、だいたい2月25日頃。
その後はオープン戦が本格化。各地のドーム球場と、九州の屋外球場から始まり、暖かくなるとそれぞれの地元でも開催します。
■春季キャンプの内容
さっき書いた秋季キャンプが地獄なら春はアピールと全体練習の時期だと思います。
春にケガするとシーズンに影響するので普通はあまり追い込んだ練習はしません。大下剛は例外。
■キャンプ序盤(2月上旬)
レギュラー選手は体慣らしが中心。エンジンを暖める時期。
二軍選手はキャンプ序盤からエンジン全開で首脳陣へのアピール開始。秋季キャンプから自主トレで鍛え抜いた体をフル稼働させます。ここでミスしたりケガしたりしていると首脳陣から「オフに何をやっとったんじゃ~!」とカミナリが落ちます。場合によってはそのシーズン二度と一軍に呼んでもらえません。それほどの重大事。プロ意識を問われます。
■キャンプ中盤(2月中旬)
紅白戦やシート打撃など実戦練習が増えます。
特にカープの場合はキャンプ前半の2週間は天福球場で一軍二軍が同じ場所で過ごしますが、2月15日になると一軍組(約40人)は沖縄へ移動します。んで沖縄で対外試合とオープン戦を行います。二軍組(30~35人)は天福球場に残って練習。
2月15日、二軍選手はなんとしても沖縄に行きたいのであります。
■キャンプ終盤(2月下旬)
沖縄一軍組は対外試合と練習。もうこの頃には一軍レギュラーも体ができあがります。先発投手は3月序盤から早くも4月の公式戦のローテを睨んで調整登板したりします。だいたい2月25日頃にキャンプ打ち上げ。3月は本州に戻ってオープン戦です。
以上です。間違ってたらごめんなさい。