プロ野球に左投げの捕手は誕生するか?

昨日捕手の話をしたのでもう少し捕手の話をします。

こないだの日本ハムvs広島戦でアリエル=マルティネスが四番キャッチャーでスタメンしました。

カープの高木翔斗が188cmの長身キャッチャーで話題となっていますが、アリエルは190cm。タテもヨコもデカくて非常にカワいかったです。私、外国人キャッチャーが好きなんですよ。マイク=ディアズとか中日ディスティファーノとか。

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走者がいる時の返球

元中日のディスティファーノは本来「左投げ左打ちの外野手」でしたが、実はNPBで捕手に就いたことがあります。NPB史上唯一の左投げ捕手。

ただし公式記録を調べるとディスティファーノは公式戦で「外野しか守っていない」ことになってます。つまり公式戦ではキャッチャーをやってないことになってる。

でも私、なんかディスティファーノのキャッチャー姿を見た記憶があるぞ。オープン戦だったのかな?

MLBでは3試合捕手に就いたことがあるそうです。と言っても延長戦での緊急捕手みたいですが。

 

通常、左投げの捕手は二塁送球の時に自分の左腕が右打者にぶつかりそうになるから不利だと言われています。昔はスタメン9人のうち右打者が7~8人で左打者が1~2人だったから。

だけど待ってください。今のスタメンは右と左が半分半分です。フィフティーフィフティー。

最近の若いキャッチャーはランナーがいても無造作にピッチャーにボールを返しますが、私はあれを見てていつもヒヤヒヤしています。

 

ピッチャーがボールを投げる。左バッターがそのタマを見逃す。キャッチャーがボールを捕る。

そしてキャッチャーは座ったままピッチャーに返球する。この時、左バッターはバットをクルクル回すのです。

言ってる意味わかります?

例えばキャッチャー梅野。バッター小園としましょうか。ピッチャー村上。走者1塁。

村上が投げる。小園が見逃してストライク。カウント0-1。

梅野が座ったままボールを村上に返す。この時小園は構えたバットをクルクルッと回しながら下に下ろし、ホームベースをトントンするのです。

もし梅野の返球がクルクル回るバットに当たったら走者は2塁へ進塁します。そしてたぶん守備妨害は取られません。キャッチャーの投げ損ない扱いになると思います。

過去にこのパターンで走者が進塁したケースを私は知りませんが、「走者なし」の場面では捕手の返球が左打者のバットに当たることがちょくちょくありました。2023年だけで2~3回見ました。そのうちの1回は坂倉です。もちろん全部「走者なし」のケースですよ。

 

沖縄のオープン戦でけっこう大勢の捕手が走者がいるにも関わらず、無造作に投手に返球している姿を見ると

「バッテリーコーチは何をしとるんや?」

と言いたくなります。走者なしの時は本当にギリギリのスレスレです。巨人の山瀬君は味方のバルドナードにボールをぶつけてました。

ベテラン捕手なら走者がいる時は一球一球ちゃんと立ち上がり、さらには右打者のバッターボックスの方向へ一歩歩いて、丁寧にピッチャーに返球します。アツは全球そう投げてます。坂倉もたぶんやってると思います。ハッキリとは覚えてません。

 

三盗とバックホーム

以上のように「2塁へ送球しづらいから左投げの捕手が存在しない説」はもはや成立しない時代なのであります。

現代は左打者も多いため右投げ捕手もボールを投げにくい時代です。だから近未来に「左投げの捕手」が出てきても不思議じゃないと私は思います。

 

「三盗をアウトにしづらい」という意見もありますが、そんなことはないと思います。右投げ捕手は1塁に強い牽制球を投げられます。同じ要領で左投げ捕手が3塁に強い送球もできるはずです。※朝日新聞

他に厄介なのは「本塁クロスプレー」の時。

左投げの捕手は右手のミットでタッチに行くことになるので、全部追いタッチになります。

まあこれもねえ・・・右投げの一塁手が一塁牽制の走者にタッチに行くようなものだから、できなくもないと思います。

 

できない理由を探せばそんなのはいくらでも見つかります。挑戦する前から「前例がない」などの難癖つけるヤツはどこにでもいる。

現代は15勝する先発投手がホームラン王を獲る時代ですよ。左投げの捕手なんか楽勝に決まってるだろ。

 

緊急捕手の候補

だから結論は

田村俊介に捕手の練習をさせてみてはどうだろう?

です。

なんでそうなるの?

 

高校時代の田村俊介は背番号5をつけサードで試合に出ていました。田村俊介は左投げの選手です。なのにサードで公式戦に出ていました。緊急捕手もできるんじゃないか?※中日新聞

味方ピッチャーが左投げ捕手に投げにくそうかなとも思いますが、どうせミットを目がけて投げるんなら右左関係ないんじゃないかとも思います。

田村は4年前のドラフト会議で

「プロでも(投打の)二刀流をやりたい」

と言いました。球団に「ダメ。打者一本」と言われましたが。日刊スポーツ

好奇心と向上心のある田村俊介。

左投げの捕手が誕生すればたぶんNPB史上初です。未確認です。

 

あと田村は入団会見で

新人王を獲りたい」

とも発言しています。中国新聞

 

NPBの新人王は記者投票で決まります。

だから印象が大切。侍JAPANへの選出でちょっぴり印象アップした田村。

次はNPB史上初の左投げキャッチャー誕生となれば記者さん達への印象度もさらにアップします。

キャッチャー田村はアホな妄想の一つですが、田村が新人王の有資格者なのは現実です。

 

若い田村に負担をかけなくてもレイノルズが緊急捕手をできるかもしれません。

レイノルズの謳い文句は「キャッチャー以外どこでもできる。守備に自信がある」です。緊急キャッチャーもできそうな気がする。

私は外国人キャッチャーが好きなのです。カワイイから。チームが強くなるとは思ってませんよ。

 

中村奨成が常時一軍なら緊急捕手は奨成でしょうか。

奨成は外野一本に集中してほしいですが、「元キャッチャー」という肩書きは開幕一軍入りに有利な材料となるかもしれません。

もしも新井と藤井が「ベンチ入り捕手2人制」を考えているなら、奨成はほんのちょっぴり有利だと思います。