2020.11.28(土) フェニックスリーグ
ヤクルト 9-2 広島 天福
絶好調だった東出カープがここ4試合を1勝3敗としてついに2位転落。
今日の最終戦の結果次第でまだ逆転優勝の可能性がありますが、カープの2連覇はちょっと赤信号です。
鈴木寛人君の不調
ま、フェニックスリーグの順位を気にしている方はそんなに多くないでしょう。笑
私は二軍も好きなので、なんとか今年も連覇したいです。
昨日はファン感謝デーでしたが、私は当然フェニックスリーグの若手を見てました。
いろいろ気になったところをメモしておきます。
イニングを追ってふり返るのがいいんでしょうけど、ダントツぶっちぎりで一番心配なことを一番に書きます。
なんつってもルーキーの鈴木寛人君です。
まったくピッチングになっていませんでした。
フェニックスリーグはこれで3度目くらいの登板だと思うんですが、過去2回とも球速が120km台だったためネットは少しザワついていました。
んで昨日はついに鈴木君が大爆発。2/3回、被安打2、奪三振1、四球3、失点4。
長年プロ野球を見ていますが、史上最低のピッチングでした。
あんなの見たことありません。鈴木より私の方がストライク入りますって。
「ストライクが入ってホッとする」なんてレベルじゃありませんでした。
「キャッチャーが捕れたらホッとする」ってレベルでした。
ホームベース1m前のワンバン5球、バックネット直撃の抜け球10球。
左足を下ろす場所もバラバラで、リリースポイントもバラバラ。
ネット民はイップスと決め付けてますが、イップスなら試合に出しませんよ。相手にも失礼。
同じ理由で故障のはずもありません。
これで3試合連続です。こんなの見たことありません。理由は不明。カープと中国新聞はまた隠すんだろうなあ。
鈴木寛人は今年2月のキャンプで140kmを投げていました。その前の夏の甲子園では148km。
私は森下をクジで外したら霞ヶ浦の鈴木寛人を1位で行けと言っていました。それほど期待しているピッチャーです。
こんなはずありません。
2ヶ月後のキャンプではすっかり元通りとなっていると信じてますよ。
私の妄想では
「鈴木寛人は何かを試していた」
と予想しておきます。故障やイップスではない。それなら試合に出ないっての。
何を試していたかというと「スピン量の無い140km」を投げようとしていたと妄想します。スピンの少ない球は飛ばないと言われているので。
んで鈴木は3試合続けて失敗した。魔球は諦めて来年のキャンプでは普通のスピンの140kmに戻すと予想しておきます。
高橋昂也君の不調
高橋昂也も久しぶりの失点でした。5回8安打4失点。5三振1四球。
初回の先頭打者にイレギュラーヒット。ライト木下、風で落球などもありましたが、昂也君にしては珍しく逆球連発でした。
昨日は前回7回92球から中5日での先発でした。
ま、こういう日もあるか。
私の中で高橋昂也は開幕ローテ確実です。先発4番手を争う立場。床田、遠藤と同じポジションで、ノムスケ、祐太より少し上の評価です。
球威とコントロールはこの時期なのであまり気にしていません。
私が残念だったのは「ランナーへの対応」でした。牽制やセットポジションのタイミングが割と一定で工夫がありませんでした。フェニックスリーグだから手を抜いてたのかもしれませんが、後輩の田中法彦はちゃんとやってましたからね。
畝Jrの投球
2番手で投げたのは畝の息子でした。
戦力としては1ミリも期待していませんでしたが、昨日の投球では「案外イケるかも」と思いました。スライダーとシュートの曲がり方が面白い。
ストレートは130kmほど。140kmは一生無理っぽい。コントロールも悪い。半分が逆球。
支配下は無理かもしれないですが、お父ちゃんよりはいい球投げます。お父ちゃんも140km出ないしコントロールも悪かった。
「1位宮崎充登」と「3位畝龍実」はカープドラフト史上最大の謎。笑
畝Jrは現在25歳。プロで生きてく可能性はかなり低いけど「ゼロではないな」と思いました。変化球が良い。
セットポジションはボークっぽいです。笑
大盛と羽月の打撃
大盛は5打数1安打。今日もやっぱりボール球を振って三振。ストレートでもフォークでも三振しました。
しかし大盛は三振しても良いと思います。ツーストライクまでのスイングの速さと、ツーストライク後の消極性が極端すぎます。
東出も大盛に言ったみたいですが、大盛の良さは思い切り。三振してもいいのでツーストライク後も積極的に行かせてあげてほしいです。
大盛はカットが下手なのよ。やっても無駄。笑
一方の羽月。
彼はカットが大好き。←上手いとは言ってません
昨日は4打数1安打1四球。4打席目が10球粘ってアウト、5打席目は10球粘って四球で出塁。
この2打席はボール球までカットしていたので、手放しで絶賛はできませんが、やりたいことは大盛と対照的でおもしろかったです。
大盛と羽月のどちらかが来年の開幕戦で1番を打ってほしい。一軍の話ですよ。
河田ヘッドは野間と田中に期待しているようですが、河田の知らない二人も非常に良いセンスしてますよ。
中村と正随の打撃
正随優弥と中村奨成に一発。どちらも打った瞬間のレフトスタンドでした。
正随はホームランの3球前にスライダーをレフトに特大ファールしました。
その3球後のスライダーを今度はレフトスタンドに放り込みました。お見事な「打ち直し」でした。
しかしヒットはこれだけ。4打数1安打。
ウエスタンリーグでも打率3割は打ってるんですが、二軍ではもうちょっと圧倒してほしいです。守備と走塁が普通の選手なので。
中村奨成は4打数2安打1本塁打。
🌴フェニックス・リーグ🌴#中村奨成 選手にも特大のホームランが🚀🚀
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— イレブンスポーツ (@ElevenSportsJP) November 28, 2020
守備も落ち着いていたし、十分来年は會澤に挑戦する資格がありますね。
私はタナキクマル→鈴木誠也の次は中村&坂倉の時代だと思っているので、奨成にも非常に期待しています。
梵英心は新人の田中広輔と会話しなかったと言うし、小園と田中もあまり仲良しには見えません。坂倉と中村もきっと話はしないのでしょう。
私は嬉しいですよ。それでこそプロ。緊張感がステキだぜ・・・