ピッチングは料理の味付けに似ている

2025.6.10(火) 

ロッテ 6-1 広島 千葉 

淡々と負けました。1番奨成が4タコ。2番小園も4タコ。負けたのはこいつらの責任です。

打てないからカープは負けたんですが、私は5回4失点の玉村昇悟にも苦言を呈したい。

私の中で玉村昇悟は大瀬良大地と先発ローテ3番手を争う対等の存在です。火曜日で勝ち星を稼ぐのが玉村。

玉村個人がいいピッチングをして、いいタマを投げてるだけではもはやダメな存在なのです。玉村よ、しっかりしろい。坂倉将吾も同罪です。タコ。

 

カレーの味付け

私は昨日の試合をしっかりとは見ていません。

なぜかと言うと、ドライカレーの味付けに頭を悩ませていたからです。

ドライカレーというか「キーマカレー」です、正確には。

玉ねぎ、ピーマン、ひき肉、ミックスベジタブルも入れました。味付けはカレー粉とショウガニンニク、塩コショウ。

ここであなたはソースを入れますか? ケチャップも足しますか?

 

私は野球にはたいへん詳しいが、料理には素人です。

マニュアル本やスマホのレシピの言いなりに配球します。

昔はそれでよかった。誰からもクレームは出なかった。

しかし近頃は小6の娘と中3の息子に

「マズっ」

とか

「味うっすっ」

とか

「くっさっ」

とか

「かっらっ」

とか言われるんですよ。

 

私は「かっらっ」だけを避けるよう、最低限の味付けをします。

するとバッターの反応は必ず「うっすっ」となるので、あとはてめえでソースやケチャップをかけろやという理屈です。

 

ただこれも中3や小6には難しいらしく、だいたい私が作る夕飯はマズいとかクソだとか言われてしまうのです。

妻は料理が上手で、子供たちの好みをよくわかってます。私はバッターの反応が理解できずデータ通りに大さじ1杯、小さじ1杯で味付けをするばかりです。

 

昨日もマニュアル本通りのカレーを作りましたが、カレーなんて一人一人の反応が最も異なるメニューです。

娘は辛いのと熱いのがイヤで、息子は甘いのとぬるいのがイヤ。ここまでは私も知ってます。

私の好みはニンニクを利かせて最後の決め手にガラムマサラを投入すること。息子はたぶん理解してくれる。わんこのユウショウも私の足元で「何?何?くれ、くれ」と呼んでいる。

娘と妻はニンニクとスパイスを利かせると食欲が減退します。その時俺はどうすりゃいいのか?

 

押して引くピッチング

ピッチングは料理の味付けに似ています。

私はカレーの味付けについては素人ですが、バッターを打ち取るピッチングにかけては 天下一品 です。

いいタマを投げるのにいつも6回3失点で5勝5敗。防御率3.90。

こういうピッチャーをリードして勝たせることがキャッチャーの醍醐味。

 

大瀬良や床田なんかは自分で勝手に味付けしてバッターを料理します。

だけど玉村や常廣は自分のベストの味はこうだと最初から決めつけている。要するにバッターの反応を見ることができていない。

アドゥワと森翔平は少し見え始めている。遠藤淳志はまだ若く、玉村レベルで自分のベストボールを投げることしかできてない。

 

私がキーマカレーを作っている時、玉村昇悟は抜群の立ち上がりを見せていました。

奨成と小園が先にぶちかませばノーヒットノーランでもやるんじゃないかという雰囲気でした。

結果は1回表に奨成と小園があっさりとタコ。2回裏には矢野のエラー。0対1。

 

ロッテのキャッチャー、19歳の寺地君は強気のリードでした。インコースのストレートを多投してまるで若い頃の坂倉のようでした。

佐藤都志也が7番DHで、寺地君が2番捕手なのね。吉井も新しいのう。

寺地君は押して押す「辛いリード」でした。昨日はそれがうまくハマりました。カープ打線は全員辛い味がキライでした。

 

坂倉もさすがでしたよ。不運な打球が多く、ポテンヒットと味方のエラーで失点しただけです。

少し文句を言うなら、昨日の坂倉のリードは「ちょっとだけ辛口」でしたかね。ロッテ打線は打ちたがってたから真っ向勝負をする必要はなかった。

少ない球数でストライクを集めるのが玉村と坂倉の長所なんですが、昨日は5回4失点。また80球で交代させられました。DH制なのにね。

 

玉村のピッチングは「押して押す」感じです。たぶん常廣も同じタイプでしょう。森下もまだそうっぽい。

ピッチングは「押して引く」のが大事なんです。坂倉はわかってますが、玉村と森下はまだ坂倉について来れていない感じがします。

打線の援護がなくても勝つのがエースの仕事。玉村は既に5勝5敗や10勝10敗を計算できる投手です。

あとは「引く感じ」も覚えてくれれば玉村は12勝8敗の投手になれます。先発3番手でしょうが。

 

引くって何?

「引くって何?」

そうねえ…

料理に例えると「サラダ」とか「箸休め」ってことですかねえ…

 

森下、玉村、遠藤のピッチングは肉と魚ばっかりなんですよ。味が濃いんです。

大学生相手ならそれでもいいんですが、相手もプロの料理人なのでそればかりじゃダメなのです。

坂倉はサラダを出すタイミングをわかっている。

坂倉が「ここは野菜でいい」と言ってるのに、力んで肉を投げ続けるのが若い森下と玉村です。

 

具体的に言うと

甘いタマも混ぜとけ

ということです。

ピッチングがコーナーギリギリばかりでは味が濃すぎるのです。

緩いタマを真ん中にポンポンも必要だし、クイックで真ん中にポンも必要。

昨日の玉村は初めてのロッテ戦なのに、先週のオリックス戦と先々週の巨人戦と同じピッチングでした。

まだ24歳で常廣と同い年ですし、普通の投手なら「1種類のピッチング」ができればそれで十分なのですが、玉村は既にプロ6年目で一軍ローテも5年目です。もっと勝てると思うのです。

私は玉村に前田健太や北別府学になれとは言いませんが、目指してほしい とは思っています。

 

打たれてもいいやと思ってわざと甘いタマを投げることも時には必要だってことです。坂倉もそういう話を常々しているはずです。

キーマカレーの味付けはわかりませんが、玉村にはもっと「ヒットくらいかまわない」と思って投げろって言いたいです。玉村は火曜日でかなり頑張ってくれてますが、昨日は勝ててた試合です。玉村はもっとやれるピッチャーです。

 

本日のゲームプラン

西野vs大瀬良。

カープで引くピッチングが一番上手いのが大瀬良。ロッテにたくさんヒットを打たせて試合には勝とう。

8番キク、9番矢野は新井の夢なので、もう許します。勝手にしろい。

小園と坂倉が今日も打たないと負けるのは必然です。右の西野に中村奨成をぶつけてほしいが無理っぽい。野間っぽい。

 

昨日だったかなあ…中村奨成がファールを打った時に打席で

「おかしいなあ…」

みたいな顔をしたんですよね。

プロ野球ニュースでも誰かに奨成のこの態度を指摘されていたし、新井も何か言ってた気がする。

大した実績もないくせに甘いタマをファールして「おかしいなあ」という態度はアホみたいです。やめろ、奨成。

 

奨成のファールの質はたいへん良い。素晴らしい。

セリーグで最も良質のファールを打ってる打者は中村奨成。

お前はやっぱ態度に問題があるのかな。もったいねーぞ。

昨日の敗因は中村奨成。お前が打てば玉村は勝ててた。

導けよ奨成。昨日花咲徳栄高校の話を書いたのはお前の話をしたかったからだ。

 

昨日4タコ。今日右投手。

普通に考えれば今日のセンターは左打者です。

だが今日は千葉マリン。DHが使えます。

1番センターが野間でも、7番レフトは空いている。出せよ奨成。お前は引かなくていいんだ。押して押してガラムマサラで行けばよい。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感