2022.5.4(水)
広島 3-6 巨人 マツダ
昨日の試合開始前から、SNS上には現地のカープファンがアップした青空と天然芝の写真が溢れかえっていました。
「今日はここから!」とか「着いたでー」とか言ってる方や、美味しそうな生ビールの写真を載せてる方もいます。
空の青と芝生の緑。その中間でマツダスタジアムの赤色もアクセントが効いていました。
私は
「ああ、俺もあそこで外野を守りたいなあ・・・」
なんて思いながらテレビを見てました。私、1994年にグリーンスタジアム神戸のライトを守ったことがあります。普段はセンターですがその日だけは先輩に頼んでライトを守らせてもらいました。売り出し中のイチロー選手がそこを守っていたからです。
グリーンスタジアムも青空と芝生の球場でした。
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バックホーム3連発
その美しいマツダスタジアムで3~5回にカープのバックホーム3連発。
いいなあ。俺もやりたかったなあ。笑
阪神のバックスクリーン3連発に匹敵する珍しいプレーでした。
ケンティーの強肩×2発、西川龍馬の普通のが1発。笑
どれも2死だったというのがミソ。3本とも1死なら巨人は走者を止めてたかもしれない打球でした。だが2死だから突っ込ませた。それをカープの外野がミス無くワンバンストライク送球。坂倉のタッチも100点ではありませんがよくやりました。
これで乗っていかないといけないのが九里亜蓮なんですが、6回表に同点に追いつかれてしまいます。この件は最後に触れます。
吉川尚輝と黒原拓未の死球について
8回表、巨人がダメ押し点を取った直後、黒原拓未が吉川尚輝の背中にデッドボールを当てました。ストレートが直撃なので吉川はかなり痛がってタンカで退場。
吉川の検査結果はまだわかっていません。
黒原が吉川に謝るのは当然として、巨人ファンが黒原のインスタにやいやい誹謗中傷を書き込んで問題になっているのはいただけません。
吉川にぶつけたのは確かに黒原と坂倉が悪い。謝る。
だがお前らが黒原に誹謗中傷をぶちまける権利はない。
あまりやり過ぎると最近はマジで逮捕されるぞ。リアルに事件だぞ。
吉川尚輝がそんな巨人ファンを見て喜ぶかどうか考えてみろ。吉川は寂しがるに決まっとるぞ。
だから短絡的な書き込みをするんじゃない。タコ。
お前らは知らないだろうが、SNSのコメント欄に匿名で書き込んでも、俺達管理者には書き込んだ奴のIPアドレスを見ることができる。そしてそれを警察に渡せば個人を特定できるらしいぞ。
アホは知らんようだから教えておいてやる。裁判所と警察も今はかなり積極的らしい。自殺する人まで出てるんでね。
先月、前田健太は一人の匿名男に対し法的措置を取りました。あんま軽はずみなことをするんじゃないぞ、巨人ファン。
九里亜蓮の四球禍
さてここから本題。
せっかく初戦をいい勝ち方したのに昨日は四球禍で逆転負け。
九里が5四球3失点。塹江も黒原も四球で出した走者をしっかりホームに帰されました。
今年の九里は四球が多い。ここまで38イニング19四球。
私はキャッチャーが坂倉から會澤に代わったせいだと思ってました。
しかし昨日も坂倉と組んで6回5四球。与四球率はむしろ悪化しました。
中5日という条件もあったでしょう。私は九里が中5日を苦手としているイメージを持ってます。
去年青柳と最多勝を争ってる頃に何度か中5日をやりましたが、やっぱり6回あたりでへばってた気がします。
しかも前回116球からの中5日。私は前回85球のアンダーソンを中5日で行かせるべきだと言い続けてましたが、佐々岡は九里を中5日で持って来ました。
この理由は九里を木曜日のままにしとくと、雨天中止後のスライド登板のやり繰りが難しくなるためです。佐々岡はやや強引に九里をローテの前の方に戻しましたが、そのためにチームは1試合落としました。
坂倉のリードが変化している
次に今日も坂倉のリードについて解説します。
アツの負傷退場以後、坂倉は4試合連続で先発マスクをかぶりました。
結果は1勝3敗です。4試合の先発投手は森下、玉村、床田、九里。これで1勝3敗はかなり痛い。
負けてるから言うわけじゃありませんが、この4試合の坂倉のリードは本来のスタイルから明らかに変化しています。別人と言ってもいいです。
アツが負傷退場したのが名古屋ドームでの大瀬良大地完封ゲーム。カープ4500勝目の試合。
あの時6回からマスクをかぶった坂倉は試合後にこう発言しています。
「アツさんのリードをつなぎたかった」ニッカン
実話です。
もしかして坂倉は床田の日も九里の日もアツのリードを引き継いでいるのではないか?
そしてこれはアツのリードと言うよりも、床田と九里の意志なのではないか?
床田「どんどんストライク投げるのは怖い。慎重に入りたい」
九里「今年は研究されている。ボール球も使っていきたい」
と考えてるフシがあるんですよね。
アツがコーナーギリギリに構えてカウントを悪くするのはアツの意志ではなく投手の意志かもしれない。なぜならこの4試合、坂倉もアツと同じような配球を見せていたからです。
ピッチャーが森浦に交代した途端、いつもの「坂倉主導による強気のリード」が戻ったような気がします。
塹江と黒原は共に失点。坂倉流の「ストレートで押して強気の3球勝負」を弾き返されました。打たれたけど私はこの攻め方が好きです。
「カープの8回の男が決まらない」と言われていますが決まっていますよ。島内です。7回は塹江とケムナ。そいつらが打たれることは当然あります。先発が中6日3失点で合格なのに、なんでリリーフだけ毎日3者凡退しなきゃいけないのかね。塹江は中島にタイムリーを打たれた後、3番ポランコと4番岡本を力でねじ伏せました。塹江は仕事をやってます。7回の男は塹江とケムナでOKです。
ついでに言うと矢崎拓也も2イニングをピシャリです。ここまで防御率1.93です。
カープの走塁ミス
最後。カープの走塁ミス3個について。
最初にカープのバックホーム3連発を書きましたが、実は攻撃で3個走塁ミスをしています。
まず2回裏の堂林と、4回裏の坂倉。2人とも2塁走者でした。
堂林のは上本の送りバントがバントシフトにかかったものですが、堂林がもうちょい早くスタートしてても良かったと思います。
4回の坂倉は言語道断。ピッチャーゴロで飛び出して3塁悠々アウト。坂倉は去年も内野ゴロでアホなアウトになっています。私はギャンブルスタートが大キライなんです。野球選手の頭が悪くなるからです。
3人目の走塁ミスは9回裏の代走・中村奨成です。
2死1塁で1塁走者が中村奨成。
打者・上本は平凡なセカンドゴロ。この時、奨成は勢いよく2塁を蹴って3塁へ走りました。
これが1点差なら美談で好走塁です。だが点差は3点差でした。セカンドの中山がもしサードに投げていたら楽勝でアウトでした。
中山は普通に1塁へ投げて試合終了。3対6。巨人の勝ち。
次の塁を狙う姿勢は素晴らしいですが、走者には状況判断も必要です。奨成が3塁に進もうが2塁で止まろうが試合には全く影響しないのです。なら安全第一の各駅停車でいいのです。
ケンティーの大活躍に焦っているのかもしれませんが、奨成ももう5年目の一軍選手です。チームに貢献することを第一に考えてほしい。アイツにはまだ無理かなあ。笑