デニス=サファテは引退するのか? NPB外国人選手の契約内容まとめ

2021.10.5(火)

先週、ウラディミール=バレンティン(37)がソフトバンク=ホークスから戦力外通告を受けました。

ご存じ「シーズン60本塁打」の日本記録保者。しかも現在は日本人扱いの選手。バレは国内FA権を取得したため外国人枠の適用外となったのです。関連記事

これに色めき立つのが巨人と中日だと思われます。ご苦労さん。


 

バレンティンとビシエド

バレンティンってまだ37歳。意外と若い。

んで休養十分。マジメに練習すれば東京ドームで30発くらい打てるかもしれません。

中田翔をこのまま殺しちゃいけないので、バレンティンも殺しちゃいけない。

巨人は新外国人を獲ってくるセンスがゼロなので、NPBで実績を残した人をかき集めるのが手っ取り早くて良いでしょう。なにが三軍制だ、笑わすな。安物買いの銭失い。

2年前はサンチェスに3億払い、1年前はロハス=ジュニアに3億積んで逃げられました。今年はバレンティンに2億円です。

 

一方、中日にも気になる噂が・・・

ダヤン=ビシエド(32)とライデル=マルティネス(24)との契約が今シーズンで切れるのです。

ビシエドは今季3億円×1年契約。ビシエドの強い中日愛はみなの知るところですが、ソフトバンクや巨人が5億~6億円積むようだと、流れが変わるかもしれません。よその提示が3億~4億ならビシエドの中日愛が勝るでしょう。

中日はバレンティンに大金積む余裕はなさそうです。ビシエドにフラれたら考えるって感じでしょうか。

ライデルは2年契約が満了。中日にもう一年残留するか、すぐにメジャー移籍するか、でしょう。

これまでキューバ人選手は命がけの亡命をしなければメジャー球団と契約できませんでした。しかしトランプ大統領の引退で、キューバとMLBの関係が軟化しています。後述。

 

カープの外国人事情

カープ。

クロン(28)の去就が気になるところ。今日、羽月に代わって昇格するのはクロンじゃないかと言われています。私の予想は野間峻祥。

フランスア(28)はまあ残るでしょう。6年契約の5年目。コルニエル(26)は6年契約の2年目

メヒア(28)はわかりません。なんと来季は6年契約の6年目。あれからもう5年経ったのか。

残りはグッバイ。バードも厳しい。

 

ソフトバンクの外国人事情

バレンティンの退団が正式決定。

デスパイネ(35)とも2年契約が満了します。

デスパイネは今年65試合。去年25試合。これで4億円×2年契約でした。

ホークスの提示は厳しい数字になるでしょう。そうなるとまた巨人の出番です。レフトデスパイネ、ライトバレンティン。こわーい、ボクちゃん負けそう。

グラシアル(35)も5月に骨折して以降、五輪予選も辞退して手術。最近「シーズン中の復帰は無理」と報道されました。

グラシアルは1.5億円×1年契約。グラシアルも性格のいいヤツなので、このまま恩返しせず国内他球団に移籍するようなことはないでしょう。グラシアルとホークスは相思相愛。現状維持の「1.5億×1年」てところじゃないか。

 

キューバ人の事情

注目はリバン=モイネロ(25)です。彼、謎めいた5年契約で年俸額はハッキリしないのですが、とりあえず5年契約の5年目を今季で満了します。メジャー含めた大争奪戦は必至であります。まあちょっとNPB球団は勝ち目がないんじゃないですかね。うまくやればモイネロは20億×5年ぐらいゲットできるんじゃないか。10億×3年てことはないだろう。

一時期、アメリカのバイデン大統領が「アメリカとキューバの国交を軟化させる」とか言ってましたが、それがこのオフに導入されるというニュースは聞こえてきません。ちなみにバイデン大統領も野球が大好きです。

 

今年の5月、東京五輪の予選が開催されたフロリダ州マイアミで、ソフトバンクの育成選手(キューバ代表)が今年も一人亡命しました。カリブ海をイカダで渡るヤツもいれば、国際試合に招待されてそこで逃げ出すヤツもいます。

モイネロとライデルは25歳。二人はマイアミで亡命しませんでした。オフの決断や、いかに?

 

さてサファテ

ソフトバンクで球団最高年俸を誇るのは柳田悠岐(33)。6.1億。

んで2位がデニス=サファテ(40)です。5億円。

覚えてますか? サファテとバンクの総額20億円(出来高含む)の3年契約。ソース

サファテは3年間で登板ゼロ。出来高もゼロ円でしょうから、サファテの推定年俸は5億円と見られます。

サファテは2018年と2020年に2度も股関節を手術。松葉杖生活は2ヶ月にも及んだと言う。

2020年の8月には引退騒動を巻き起こし、工藤監督に「慌てるな」とたしなめられる一幕もありました。ソース

 

あれから1年が過ぎ、2021年のソフトバンクはクライマックスシリーズに出ることなく終幕を迎えそうです。そしてサファテは1年以上来日していない。3年契約は今年で満了。

あの豪腕サファテがこのまま静かに引退してしまうのか?

カープは去年、功労者のクリス=ジョンソンと何もなくしれっと別れたが、

ホークスもそうなのか?

そもそも2度にわたる股関節の手術ってサファテの現役復帰を目指したものだったはず。

残り1シーズン、日本で投げてくれないものか? 極端に言えば年俸ゼロでも投げないといけないんじゃないか?

来季41歳とはいえ、肩は3年間休めている。クローザーじゃなくてもいい。もう一度日本でサファテの雄志を見たいだけです。

 

去就の気になる外国人

巨人。

サンチェス(31)。3.4億×2年契約満了。グッバイ。

メルセデス(27)。4000万円×1年契約満了。メジャー契約は難しそう。マイナー契約でアメリカ行くか?巨人が1億出せば残留でしょう。

ハイネマン(28)。3000万円×1年契約を満了前にグッバイしちゃいました。おもしろいなあ。

ハイネマンはけっこういい選手です。打率.270、20本くらい打てると思います。キャラクターと守備も良い。5000万ならお買い得。

 

阪神。

ロハスジュニア(31)、アルカンタラ(28)、スアレス弟(30)、チェン(36)は2年契約がもう1年残っています。阪神残留。

サンズ(34)とマルテ(30)は1年契約が満了。阪神ファンは「サンズは微妙」とか思ってるかもしれないが、対戦相手から見るとサンズはめちゃくちゃイヤな選手です。私は1年契約で残ると思います。マルテとガンケルは100%残留。マルテはセリーグMVPなら一気に2億円くらい行くんじゃないか?阪神の態度次第ではマルテは争奪戦になるかもしれません。

 

DeNA

オースティン(29)も2年契約がもう1年残ってます。

ソト(32)は3年契約がもう2年残っています。

エスコバー(29)は契約満了。争奪戦ですね。

 

パリーグは案外大物外国人が少ない。

ロッテのマーティン(33)が2億円×複数年契約のようだが、年俸3億円以上の外国人選手はソフトバンク勢とアンドリュー=ジョーンズだけでした。

 

争奪戦になりそうなのはビシエド、エスコバー、マルテのセリーグ勢か。

モイネロはメジャーだろう。そのために日本に来たようなもの。元DeNAのグリエルもキューバ出身。アメリカンリーグ首位打者なんて感慨深いじゃないの。

面白いのはハイネマン。どっか穫らないかなあ。巨人でもいいけどさ。

 

んでサファテである。

99%引退だと思います。

でもなんだかサファテなら、もう一回立ち上がってくれそうな気もするのです。


おしまい
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ありがとうございました。

-がけっぷち