昨日、ついにセリーグにもDH制度が導入されることが決定しました。
私はDH制度に大反対ですが、去年あたりから
「この流れは止められない。近い将来セリーグもDH制度になるだろう」
と思ってました。引き金は今年4月に東京六大学がDH制度導入を決めたことでした。
DH制度のメリット
4日前には高校野球にもDH制度導入が決まりました。
昨日、セリーグも導入を決断。これで9人の野球は 絶滅 しました。
寂しくて残念だが、DH制度にはメリットも多い。
まず「素人にわかりやすいこと」が一番のメリット。アホなヤツにも野球が理解しやすくなります。
次に投手の負担が少なくなることがメリット。ピッチングに専念すれば打撃も走塁も練習しなくて済みます。ラク。
デブで足の遅いやつが試合に出られることもメリットです。一方で守備専門の打てないヤツも試合に出やすくなります。9番キャッチャーとか9番ショートとか。
ベンチ入り野手が一人減り、ベンチ入り投手が1人増えます。
「代打の神様」も別にいなくなることはない。代打の神様はDH制度でも役目を失わないでしょう。
カープの場合
セリーグはDHのない野球のもとでチーム編成を続けてきました。
中でも広島カープは特に「走れる野手」と「守れる野手」をメインにスカウトしてきました。
パリーグにも三拍子そろった選手が大勢いますが、カープは伝統的に「足の遅い野手」や「守備位置が一ヶ所の野手」を後回しにする傾向がありました。カープが清宮幸太郎や清原和博を1位指名しなかった理由は一塁しか守れなかったからです。
今後はそれも変わるでしょう。私は2026年からの導入でもよかったのですが、1年の猶予を見て2027年の導入が決まりました。今年のドラフトでどんな新人を指名するか楽しみですし、まずは外国人でDHを埋めるのも悪くありません。
走れて守れる選手がDHに入るのもカープらしくて面白いと思います。具体名を出せば秋山翔吾とか羽月隆太郎とか。別に「DHにはデブの大砲」という決まりはありません。
時代の流れ
1年前、大谷翔平が日本の全ての小学校にグローブを3個ずつプレゼントしました。私は「アベノマスクみたいで極端な政策だ」とちょっと非難しました。※参考記事
今日の大阪の最高気温は38℃。最低気温も29℃。NHKは「命を守るためにクーラーを点けなさい」と命令してきます。
私はクーラーとDH制度が大キライなんですよ。頭を使わないアホ野球だからです。
ロサンゼルスの本日の最高気温は29℃です。
パリもたまに40℃や50℃になるため暑そうなイメージですが、普段の8月はだいたい27~28℃です。
日本が暑い理由は国民全員がクーラーを点けるからです。
狭い盆地で全員がクーラーを点ける。そりゃ10年前より5度暑くなるのは当然です。狭い部屋で焚火を焚いてるのと同じことだからです。
パリも盆地ですが、あいつらはクーラーに頼りません。真夏にクーラーガンガン焚きながら熱いラーメンなんか食べないですよ。
日本人は暑くなればクーラー点けろ。ラクな道が大好き。
DH制度もラクな道で頭を使わない野球です。
しかし決まったことなので仕方ない。
アメリカのナショナルリーグがDH制度を導入して今年で4年目ですが、
「やっぱりイヤだ!DHを廃止しよう!」
という声を聴いたことは一度もありません。
よっぽどラクなんだろうねえ。誠也も毎日DHだし。
今後カープがデブを集めるかと聞かれたら私は NO だと予想します。
松山と宇草の出番が増えるかと聞かれてもNO。
明日DH制度が始まれば、明日のDHはファビアンとか末包じゃないでしょうか。DHが守らなくていいと言っても、塁に出れば走らないといけないですからね。