シロートだからよ

2024.9.11(水) 

広島 2-9 巨人 マツダ 

2対0で9回突入。

9回表に栗林が6失点。代わった森浦3失点。

1イニング9失点は記憶にない? いや、そんなことありませんよ。

かの有名な延長12点とか犯人はヤスじゃないとか、野球やってりゃ1イニング9失点など 日常茶飯事 ですよ。

俺は明日も1対0の9回に栗林を出す。当たり前だろうが。

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9回表のカープの守備

難敵グリフィンを攻略し2対0。アドゥワも粘投。ハーンは連投。最高の形で2対0。

だけどなんかソワソワしてましたよね、9回表。

言いたくありませんが、やはりキャッチャー石原は危なっかしい。

岡本和真に対する配球と、門脇岸田に対する配球が全く同じ。

このことだけで石原はマジメなヤツだということが見てとれる。たぶん阿部慎之助にも一発で見抜かれてる。

 

9回表2対0。打者中山、投手栗林。

ここで石原は初球フォークから入ります。

わかるよ。先頭打者を出したくないんだろ。

1点差でも弱気なリードだなと思いますが、ここは2点差です。

私は絶対王者栗林が巨人の補欠などに変化球を投げてほしくなかったです。たとえ1点差でもね。

ましてや2点差です。しかもボール。球場が一瞬で「あれ、何かおかしいぞ」という雰囲気になりました。

 

栗林って捕手のサインにほとんど首を振らないんですよ。

若き坂倉にも幼き石原にも滅多に首を振りません。その自信はどこから来るのかと思うほどです。

昨日も補欠に対して初球フォーク。栗林はイヤな顔せず投げてボール。

次はコースに構えてストレート要求。丸が相手ならわからんでもないが2点あるんだぜ、石原。慎重すぎないか。

 

中山四球。

打順は1番に帰って丸。

私は「同点覚悟で守れ」と騒いでいましたが、石原は丸に対して全球変化球要求。四球。

石原は栗林のカーブまで使いました。栗林のカーブは去年調子の悪い栗林を救ったボール。こんな楽な場面で安易に使った石原は自分のことしか見えていないなと感じましたね。

 

「んなこと言ったって、8回までゼロで抑えてきたのも石原じゃんか!」

結果はそうなんですけど、石原は抑える球種がいつも変化球なんですよ。岡本にチェンジアップ。右打者にはスライダー。

ピンチになると如実に変化球です。弱気なんですよ。仲間を信じていないんですよ。

これ以上やめとくわ。今日の本題はそこではありません。

私は昨日の記事に石原をスタメンさせると負けるぞと書いていました。

 

9回裏のカープの攻撃

9回裏2対9。打者小園、投手横川凱。

9回裏の先頭打者、小園vs横川。

この対戦結果を覚えてる方、一人でもいますか?

 

私はボロ負けしてる時こそ、カープの選手に注目します。変態ですから。

小園は7点差でも戦っていましたね。

小園は4回裏にも2死無走者で打席に立ちます。

小園が普通にヒットを打っても次の4番打者がヒットを打たないと得点になりません。小園はヒットを打つために打席に立っていません。

小園は全打席、試合に勝つために打席に立っています。

 

解説の工藤公康が2死無走者で小園がグリフィンのスライダーをクルクル空振るのを見て、

「ストレート一本狙いですね。アホみたいですね」

と言いました。

正確には「アホみたい」とは言ってませんが、工藤が小園を見下していたことは事実です。

 

小園がなんでアホみたいにスライダーを空振ったかというと、試合に勝つためなんですよね。

2死無走者なので小園は長打を打ちたい。

この「なので」がわからないシロートが多くて困る。

2死無走者で小園がセンター前ヒットを打ったって得点は入らない。4番は今日は堂林。

小園は2塁打以上を狙っていました。だからインコースストレートを狙って打った。

巨人もアホじゃないのでスライダーから入ってくる。2球ともストライクゾーンに来たから小園は空振ったけど、ボール球なら見逃していたし、高めに抜けたらスタンドに放り込んでいましたよ。

 

ピッチャーは100%いつもキャッチャーの要求通り投げられません。

だからバッターは失投を待つのか、ウイニングショットを打つのか狙いを絞ります。

さらに無死無走者と2死無走者ではバッターの打撃も変わります。石原貴規はまだそれを知らない。

小園は4回裏の2死無走者は長打狙いでグリフィンの高めを待ちました。来なかったので仕方なしにライト前ヒットを打ちました。

9回裏の無死無走者は何が何でも塁に出ようとしましたが、結果は6球目を打って二ゴロでした。

 

続く大盛は三振。坂倉も三ゴロ。

大盛はともかく、坂倉はもう試合を諦めてました。

 

マツダのファン

マツダスタジアムはカープの味方だと言いますけど、9回裏の攻撃を見守っていたカープファンはどれほどの数だったか?

33,000人が定員と言われるマツダスタジアム。

優勝攻防戦に詰めかけたお客さんの数は一昨日が30,000人で、昨日が29,000人でした。超満員じゃないんですよ。

いや、わかるんですよ。年間指定席を買ったヤツが全員来れば33,000人。来ないから30,000人だってことくらい。

 

昨日の9回裏はガラガラでした。半分以上栗林の1イニング6失点で帰ってました。

9回裏の大盛にスクワット応援しているファンなどほとんどいませんでした。たぶん球場全体で100人もいなかったと思います。

いや、いいんですよ。選手も7点差で諦めてかけてたし、ファンは帰って当然です。

 

さっきまで気分よく勝ってたのに9回表に9失点。

9回裏で7点差。お客さんも半分くらい帰っちゃいました。

だが私はこういう展開でこそ燃えるやつなんですよ。

「ブログのネタを一つでも見つけてやる!」

とも考えますが、いちおうは

「巨人に一泡吹かせたい!」

とも考えてます。

9回7点差などへでもありません。

あなたたち、野球かぶれの常識は私には通用しないのです。クロートだからよ。

 

私は観察しました。9回裏のボロ負けのカープを。

小園はいつも通りでした。大盛もまあいつも通り三振。

坂倉は少し手を抜いてました。まあ2死だったし、明日もあるし。

 

本日のゲームプラン

床田vs戸郷

今日の勝率は五分五分だと思ってますが、今日負けると同一カード3連敗。若い巨人に勇気と自信を与えますね。

今日、スタメンマスクが坂倉でないと私は今季初めてカープファンをやめます。過去に10回くらいやめてますが、新井政権では初めてです。

「打って勝つ」はダメなんだって。

昨日はいい野球ができた。足も使って2点取った。2点目は走るぞ走るぞと見せて、小園が打った。

 

あとは守るだけなんですよ。昨日は打たれましたが、あの戦い方でいいんですよ。

新井が磯村義孝を一軍に上げた理由は坂倉を1塁で使う気マンマンだからです。

私は「坂倉がセリーグで一番守れる捕手だ」と言ってます。

坂倉はキャッチングが下手でスローイングも下手です。だけど坂倉が一番ピッチャーをリードできて一番試合に勝てる捕手なのです。

坂倉をキャッチャーで使わないと、今シーズンはこのまま負けるぞ、マジで。