2021.4.27(火)
広島 10-1 DeNA マツダ
今日は羽月と小園の話をしません。長くなっちゃうため泣く泣くカット。
今日の話題は先発投手。佐々岡の「先発投手重視野球」を激しく支持します。三浦大輔も少し。
IS野球?
1990年、パリーグの象徴だった野村克也監督が初めてセリーグにやって来ました。御年55歳。
1989年オフの監督就任会見で最初に吐いたセリフが「Import Data野球」= ID野球でした。平成元年。
※参考記事:プロ野球の象徴だったヤクルトvs巨人戦(フジテレビ)
「ID野球」はけっこう球界を盛り上げたキーワードでした。アイディー野球、響きも良い。
令和元年に佐々岡監督誕生。まず最初にやったことは選手会長會澤翼への残留要請。
佐々岡「残ってや」
會澤翼「ハイわかりました」
次の日、マツダで就任会見。
佐々岡「投手を中心とした野球をやりたい」
投手を中心とした野球って何だと思います?
一言で言えば「先発投手を引っ張る」ことだと思います。
投手の能力を100%フル活用するために、近代の日本の野球では「中6日で球数100~120球」が一つの目安になっています。
佐々岡はこれを最優先してます。素晴らしいと思います。
試合に勝ってる展開ではどんな監督でも「先発投手100球」をできます。しかし負けてる時にこれができるのは現在佐々岡ただ一人です。6回7回で負けてても佐々岡は先発投手に代打を出さないです。私、この采配をいつもブログで絶賛してます。
佐々岡の野球は投手を中心とした守り勝つ野球。
もっと細かく解析すると
「先発投手」を中心とした守り勝つ野球。
Import Starter 野球 = IS野球 です。流行んないか、コレは。笑
森下8イニング降板の意味
試合の序盤、羽月隆太郎の走者一掃スリーベースで7対0。
ハッキリ言って勝負あり。ピッチャー森下、キャッチャー坂倉。
ボコボコ打ち合ってるヤクルト巨人でも見に行こうかと思いましたが、そうはいかない。
2番羽月、5番坂倉、8番小園。キラ星が小刻みにちりばめられてて見逃せない。トイレにも行けない。
森下のピッチングはもうわかってるけど、もしショートゴロが飛んだら、もしセンターフライが飛んだらと思うと風呂にも入れない。笑
センターラインに坂倉、小園、羽月ですよ。攻撃でも守備でもずーっとテレビに映り続ける若き鯉のぼり達。アキレス腱、切るなよ。
んで私はこう考えました。
4回表「もったいないぜ。森下を3回で降ろしたら?」
5回表「でもやっぱ勝ち星はほしいか。なら5回でいいんじゃね?」
6回表「あ、やっぱ100球は行っとくの?7回?」
8回表「あれ8回も行くの?ほな完投すっか?」
8回表を終わった時、佐々岡監督と森下が握手。交代。
「なんや完投せんのか。この交代は何なんだろ?」
9回表のスコアは10対1でした。森下の球数105球。
9連戦の頭ですから完投させても良かったんですが、佐々岡は8回で森下を降ろしました。
解説の山内は「次、中5日で行くかもしれません」と言いましたが、私はないと思う。中5日で行くならもっと早めに降ろしてる。
佐々岡は先発投手を大事に扱ってる。手術明けの大瀬良を開幕投手にした時はちょっと驚きましたけどね。笑
ラクラク完投できた。沢村賞のためには完投の「個数」も必要。
しかし佐々岡は森下を代えた。森下も笑顔で受け入れた。二人の目標はチームの優勝。個人タイトルじゃありません。
アタシは感動しました。
アタシなら「ヤダヤダ完投したい!」って駄々こねます。だって本日サービスデーなんだもん。
監督の意図をあっさり理解した森下。23歳か。頼りになりすぎるぜ。
森下の目に映っているのは秋の勝負どころ。うむ、素晴らしい。これでベストコンディション。次回も中6日で火曜日の巨人戦に先発しよう。
DeNAは弱すぎる
一方のベイスターズ三浦采配はダメすぎる。バッサリ
選手の入れ替えが多いのもよくない。ソトとオースティンは主砲だけど、好調だった神里とか桑原とかどこ行ったの?
大貫もダメよ。あんなのを引っ張っちゃダメ。打順一回りで降ろさないとゲーム壊れるよ。
三浦「だって9連戦の頭だから・・・」
ダメ。そんなこと言って結局国吉が3イニング投げたじゃないの。
「先発が長いイニングを投げる野球」は1年やそこらじゃできないの。桑田真澄を呼んでかけ声かけても、1ヶ月や2ヶ月ではどうにもできないの。
佐々岡真司のように2~3年続けて、やっとこさ芽が出るの。わかるだろ。
昨日のDeNAが森下相手に勝つ気があるなら、先発投手は打者一回り。二回り目に第2先発を立てるべきでした。中川虎大君とかシャッケルフォード君とかベンチにいたじゃないの。森下に勝つ気がないなら、別にどうでもいいけどさ。
三浦大輔はカープと共に暗黒時代を戦った盟友です。大好きですよ。
巨人がラミレスとクルーンをFAで獲り、工藤、メイ、小笠原、小久保を買い漁っていた時、
巨人がドラフト制度をぶっ壊して、一場や阿部、二岡、由伸、上原に裏金ばらまいていた時、
静かに黙々と巨人キラーをやっていたのが三浦大輔と黒田博樹です。
なのにカッコつけて王者の野球をやってもダメ。
ショートに倉本と大和を使うの直ちにやめなさい。柴田と森が無理ならショートは牧。セカンドソト。この作戦は緊急事態宣言です。
ベストはショート柴田、セカンド牧。田中の弟も可。
ソトとオースティンが打つんなら先発させていいけど、体調はベストなの?
過去の名前でオーダー組んじゃダメよ。カープが横浜でやられた時は神里と桑原にツーベースを何個ももぎ取られたんだよ。
弱いチームは守りから入りなさい。三浦も佐々岡と同じキャリアの監督ですよ。