2025.7.15(火)
広島 0-1 DeNA マツダ
7連敗。11.5ゲーム差。残り60試合。
だがカープは…
グッと良くなってきました。
じっくり解説しよう。
二俣翔一
私の提言通り、新井は二俣翔一を一軍に呼びました。
んで いきなりスタメン で起用しました。
たいへん素晴らしい。グッと良くなったぜ。マティはメイクドラマへの刺客である。
マティは昨日「8番サード」でスタメンしました。これは 完璧な采配 です。私はたいへん喜んでいる。新井もやればできるじゃないの。Good Job。
マティはこれまで「ユーティリティープレイヤー」であるかのように扱われてきましたが、私のマティへの期待値は「四番サードの大砲候補」であります。
春先の新井は「ショート二俣、サード小園」の形でスタメンを組んでいました。ex.4月29日巨人戦
ところが昨日は「8番サード二俣、4番ショート小園」のスタメンでした。
打順についてまだ不満も残りますが、私の「ショート小園が1位の野球」理論にかなり近づきました。私は喜んでいます。
二俣はサード守備でヒットを2本くらいむしり取り、ノーエラー。
打席ではDeNA東の前に3タコ。投ゴロ、遊ゴロ、空三振。
マティは3月の「DeNA宮崎打法」を捨てて、中村奨成っぽいバットを寝かせたオープンスタンスで構えていました。
打撃フォームなど毎日違って構いません。3打数0安打も全然ウエルカム。
だが、ヒッティングカウントでド真ん中を見逃す余裕 はてめえにはないぞ。覚えとけ、タコ。
二俣は昨日3打席中、2打席で「カウント3-0」になりました。
んで2打席とも打つ気なしの見逃しをしました。東の投げたタマは2球ともど真ん中でした。
1打席目は無死2塁の先制チャンスでした。マティはカウント3-0からど真ん中ストレートを見逃して、最後は三振。
2打席目は先頭打者で無死無走者。カウント3-0からど真ん中ツーシームを見逃して、野村謙二郎に苦言を呈されてしまいました。
いよいよスタメンサード二俣翔一が実現して、スタメンショート小園が固定され始めています。この状況は「理想のカープ」に近づきつつあります。
あとは若い二人がドカンと一発決めればいいだけの話。簡単な話であります。
マティの打撃にはそれだけの力と技術がある。
今日、右のバウアーに対して右のマティと右の奨成をスタメンさせれば、カープ優勝の目はまだ残ります。
「右投手だから左」「昨日打ったから大盛」っていう新井のスケベ理論さえ消えてなくなれば、カープは十分優勝できる。阪神もタコだもん。スキだらけです。
代打中村健人について
サード二俣はたいへん良い野球です。1位の野球です。
ショート小園とキャッチャー坂倉も1位の野球。
新井があと1個ダメなところは
「右投手に左打者、左投手に右打者」という バカの壁 を未だに突破できないところ。
42歳の山本浩二が四番西田真二に代打小川達明を出していた平成元年、カープは巨人に20ゲーム差で敗れていました。
だが左投手に西田真二を当て始めた平成3年、カープは変化しました。リーグ優勝。
44歳の山本浩二は広島市民球場で胴上げされました。胴上げした選手は大野北別府、ノムケン前田智徳など。
48歳の新井貴浩は8回裏の勝負所で左の東に対し、右の中村健人を代打に送りました。
ケンティーには悪いが、私はこれで今日も負けたと思いました。
ベンチには野間と秋山が残っていました。カープは絶対に次打者の中村奨成に回さないといけない場面。カープが勝負するべき手札は中村奨成と二俣翔一なのです。
結果は幸運なデッドボールで2死12塁。1番中村奨成に打順が回りましたが、なんと奨成もデッドボール。2死満塁で2番キクがポップフライ、無得点でした。
結果はどうでもよくて、私は9番の代打が秋山でも野間でもなくケンティーだったことにたいへんガッカリしています。
ケンティーには申し訳ないが、あそこでケンティーはセリーグ防御率ナンバーワンのDeNA東からタイムリーヒットなど 打てるはずがない のですよ。
「ケンティーに失礼だ!謝れ!」
と言われましても、私は 絶対に謝りません 。
もし謝ったら…
それは…
DeNAの東に失礼 だからです。
いいですか。
DeNAの東はチームのみならず侍JAPANでもエースを張れる大エースです。
オフになんかスケベなことをしたらしいが、昨日の東は完璧でした。打てるタマは二俣への3-0からの2球くらいしかありませんでした。
そこに正直者のケンティーを代打に出せばどうなるか?
2死2塁で1塁が空いてる?
アホか。全日本のエースがカープの補欠に敬遠などするか。
私の予想というより「野球界の常識」として言う。
8回裏1対0、2死2塁、投手エース、打者補欠、次打者1番打者。
この場面で補欠にヒットを打たれるエースは一人もいません。絶対にいない。
なぜならここで打たれるような投手はエースにはなれないからです。この理論は帰納法ではなく演繹法です。
東と山本は2球でケンティーを追い込み、そこから3球連続でボール球を投げました。
間違いのないピッチングでしたが、ちょっと足をつったのか、東はケンティーに死球をぶつけてしまいました。ケンティーもよけてないので少しアヤシイ死球でした。
2死12塁でボール球を振らない中村奨成と対決。
ここはエースと主軸の真っ向勝負でしたが、ここも東の投げそこないで死球。2死満塁。
2番キクは3番ファビアンのことなど忘れて自分で決めに行きセカンドフライ。代打を出さないのも正解だし、キクが打ったのも甘いタマでした。結果は無得点でした。
だいぶ良くなってきた
カープ7連敗ですが、私はカープが
だいぶ良くなってきた
と見ています。
一つは小園がショートに固定され始めてきたこと。
中村奨成がセンターに固定され始めてきたこと。
キャッチャー坂倉も週5~6日、マスクをかぶっていること。
全てが私の構想通りで、この野球こそ1位の野球です。
サードに田中でも上本でもなく、林と内田を使えというのが次なる手です。
佐々木と二俣が争っていますが、こいつらこそ日替わりでサード起用させるべき選手。打ったヤツがレギュラーだい。
日替わりでコロコロさせちゃいけないのが、コゾスエサカの打順とポジション。モンテロファビアンも打順を固定して毎日使え。これがカープのベストの野球。
細かい話をもう1個。
9回裏0対1、2死13塁、投手ウィック、打者モンテロ。
新井はここで1塁走者大盛に盗塁をさせました。悠々成功。ウィックはクイックをできない。
だが私の作戦は「ここで大盛を走らせるな」でした。なぜか?
ウィックがクイックをできないからですよ。私は2死13塁のまま、ウィックにクイックで投げさせ続けたかった。
結果は2死23塁からウィックがノビノビ投げてモンテロ三振。試合終了。負け。
ウィックにクイックで投げさせてりゃ、モンテロがヒットを打つ可能性が高かった。絶対打つとは言いませんが、モンテロが同点タイムリーを打ってりゃ、モンテロに勢いがついてチームも連勝街道へ発進できたのです。
「左投手に右の代打!」
「クイックのできない投手には盗塁」
は野球のセオリーです。
だがセオリーなんて相手も読んでます。山本と東はカープの攻撃をことごとく察知していました。三浦大輔はわかってなかったっぽかったけど。
2死2塁で大盛がライト前ヒットを打った時、赤松は2塁走者羽月を止めました。これは赤松のファインプレーです。ライト蛯名のジャッグルはトリックプレーです。蛯名も羽月も冷静でした。
とにかく新井には冷静さと臨機応変さが足りない。大盛に盗塁なんかさせてる場合じゃありません。代打の人選とスタメンの人選もずっと間違えてきた。
今日は右投手だからって小園をサードでスタメンさせるようだと、今日でペナントレースは 終戦 です。日替わりコロコロ打線に未来はありません。良くてCS。下剋上狙いの「4位の野球」です。
カープは育成球団なのですから二俣をサードで育てて、ショート小園が1位の野球に決まっているのです。
本日のゲームプラン
大瀬良vsバウアー
上述したようにショート小園、サード二俣がマスト。センター奨成。
今週は6連戦ではなく金曜が休みです。
床田は来週月曜日に中5日で先発しますよ。柳之介もベンチに入れて2人で8イニングぐらい投げてもらいましょう。