2021.9.12(日)
広島 1-2 巨人 マツダ
朝山「今日も相手よりたくさんヒットを打ったぞ!」
河田「野間を走らせずに林を走らせたった!」
廣瀬「9回1死走者なし。打者松原で前進守備を敷いたった!」
佐々岡「以上のようにベンチはしっかり仕事している。あとは床田の入りが悪い!」
巨人は150kmを強く引っ張れない
私は今シーズン、3月からずっと
「巨人打線は150kmのストレートを強く引っ張ることができない」
昨日の解説・井端弘和も同じことを言い始めました。
井端「床田はまっすぐが良いからまっすぐで押せばいいのに。見てよ、みんな差し込まれてる。少々甘く入っても、長打は打たれないですよ。」
だけどアツはストレートをコーナーギリギリに構え続けました。
床田は2回以降ストライクが入るようになりましたが、初回はボール先行で上位打線と勝負しました。1回に30球も使って1失点。非常に危なっかしいリードでした。
決勝点もスライダーをソロ被弾。
9回表にも松原にスライダーを三塁打されてます。この打席が冒頭の「謎の前進守備」でした。1死3塁。
3点目確実の大ピンチ。ここで原監督はカープのバードに対して代打・丸を送りませんでした。代打は右の廣岡。佐々岡が釣られて右のケムナを出していれば、原は丸と大城を出したでしょう。よく我慢した佐々岡。成長しています。中学生レベルになってきた。
バードは続投して廣岡と小林を150kmで押しまくり、2者連続空振り三振。
井端が終始「まっすぐで行け、まっすぐで行け」
1回から9回までずーーーっと言い続けてました。カープファンはコレを忘れちゃいけません。
カープの攻撃について
菅野は良かった。今季最高の出来じゃないか?
7回5安打2四球でソロ一発による1失点。
カウント球は甘かったし、捕手小林に謝るシーンも7イニングで5回くらいありました。
しかし走者を出すとコーナーにスライダーとフォークが決まりました。それを追いかけた菊池と誠也。
7番8番でチャンスを作って9番床田に回る場面も2度。小園にバントさせたため誠也が敬遠されたのは2カード連続です。
7回に代打・安部友裕がライト前。
右翼ハイネマンがポロッとやって安部加速。2塁でアウト。ダメ。
安部はハイネマンがしっかり捕球するまでスピードを緩めちゃダメ。基本中の基本。リトルリーグでも怒られます。慶彦に見つかると「走塁コーチが仕事してない!」とドヤされる大チョンボです。
8回裏、2番小園に代打上本。投手、左の中川。
私は賛成でした。上本を出せ!と思っていたら出てきたので嬉しかったです。実は1番の野間にも「右の代打を出せ」と思っていました。今は正隨がいますからね。
小園の調子が悪いせいもありますが、どうせカープは足を使うわけでもないので、なら出塁率の高い選手を送り誠也の前に走者をためようと考えました。
ラインナップを全部右打者に代えたら、原の手も詰まるだろうという狙いもありました。
上本のバントはセーフティーだと思います。送りバントなら小園のままでいいからです。ベンチのサインは送りじゃなかったと思います。
長野を出さずに負けたこともOK。高梨対策。
私の采配は8回の先頭野間に上本、2番小園に正膸でした。
とにかく今日も7安打1得点。普段の野球です。
KJはなぜ石原を選んだのか?
ここからが今日の本題。すぐ終わります。笑
今年で現役引退を決意したクリス=ジョンソン。
カープ三連覇と共にあり、カープ三連覇と共に去りました。笑
今でもミステリーでラビリンスなのは
なぜKJは石原を選んだか?
です。KJは125試合中123試合で石原とコンビを組んでいます。
アツ(會澤翼)が正捕手の座を掴んだのは2017年。
2015~2016年はまだ石原がカープの正捕手でした。
比較してみましょう。
■スタメンマスク数 比較
2015年 石原73、會澤70、他0
2016年 石原93、會澤50、磯村10
2017年 會澤91、石原46、磯村10、白濱1
2018年 會澤94、石原33、磯村25
2019年 會澤100、石原26、磯村17
2020年 會澤60、坂倉47、磯村11、石原2
※合計が143試合を超えるのはCS、日本シリーズを含むから。2020年はコロナで120試合制。
2018年の石原は33試合に先発して27試合が先発KJの試合でした。
2019年と2020年の石原は全部先発KJの試合でした。
続いて「KJイシ」の回数。
■ジョンソン石原コンビの回数
2015年 28試合中28試合 14勝7敗(最優秀防御率)
2016年 29試合中29試合 15勝7敗(沢村賞)
2017年 14試合中13試合 6勝3敗
2018年 27試合中27試合 11勝5敗
2019年 27試合中26試合 11勝8敗
2020年 10試合中2試合 0勝7敗
カープに在籍した2015~2020年の6年間でKJは135試合に先発。公式戦128、ポストシーズン7。
うち石原以外の捕手と組んだのは10試合。2015~2019年の5年間に限れば125試合中、わずか2試合です。2試合とも會澤。
2020年には坂倉将吾が台頭し、41歳の石原が二軍暮らしをするようになりました。
オチは無い
結論。
KJは捕手石原を指名し続けた。
KJが2020年に7連敗したのはアツの責任ではありません。
昨日の巨人戦。
床田に変化球ばかり投げさせるアツを見ていて、
「ジョンソンも思った通りに投げたかったのかなあ」
と妄想しました。
昨日の床田のストレートなら、上手いことやれば「90球で1安打完封」とかできてた可能性があると思うのですよ。
床田が尊敬する投手はKJです。