カープ逆転優勝の可能性は3%くらいある

本日は9月5日です。

首位阪神とのゲーム差は7.5。

カープの残り試合は20試合。阪神の優勝マジックは15。

阪神優勝の可能性は97%くらいの確率でしょうね。

この状況であなたが監督ならどう戦いますか? 私はこう戦います。

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マクブルーム合流

昨日森浦大輔が抹消されました。

私の見立て通り、新井も「益田武尚が使える」と判断したのでしょう。

これでカープのブルペンはオール右投手となりましたが、カープでは伝統的によくあることなので私は全く気になりません。

中途半端な右左にこだわるほうがよっぽどコワいですよ。

 

本日一軍昇格するのは予告先発の森翔平とライアン=マクブルーム

カープは野手を一人多く登録しているため、本日ベンチ外となるのは西川龍馬か二俣翔一のどちらかでしょう。

マクブルームはおそらくスタメン。DeNAの予想先発が坂本→今永→東だから。

打順はわからない。4番はないと思うが、4番しか空いてないという特殊事情もあります。笑

 

私は4番マクブルームに激しく反対です。

理由は3番が小園で5番が堂林だからです。

3番が秋山で5番が龍馬なら4番マックに賛成です。

だけど今は3番小園、5番堂林。ここに4番マックを挟むと「俺が決めなきゃ」の悪循環が生まれそうな予感がします。

 

今季のカープの好調の要因は「次に繋げ」の精神でした。4番マックより4番上本の方が機能してたくらいの印象です。

4番マックにするとチーム全体が「次に繋げ」から「マックに回せ」に切り替わりそうな気がしてコワいのです。

頭では「次に繋げ」と思ってるでしょうが、一発長打のある打者がラインアップにいた時、野球人はどうしても「マックに回せ」と考えがちなのです。

 

こうなると足を使った攻撃が減り、送りバントが増えたりします。

無意識の中でマクブルームに依存するような気持ちが野間や小園に芽生えると、カープ打線はこれまでのように繋がらなくなるのではないかと思うのです。まあ、これまでもあんまり得点できてないんだけどさ。笑

 

ハッキリ言って私が監督なら4番レフト堂林、5番マクブルームでスタメンさせますね。

龍馬がいれば4番レフト龍馬、5番ライト堂林、6番マック、7番デビ、8番坂倉です。

 

二俣翔一の使い道

日曜日にプロ入り初の一軍昇格を果たした二俣翔一。

プロ初打席があるか!?

と誰もが期待しましたが、結局出番ナシ。8回の重要な場面で代打に呼ばれたのは大盛穂でした。

 

二俣翔一が一軍に呼ばれた理由はハッキリ言って

便利屋です。

ごめんなさいね。日曜日まではカープ優勝の可能性が10%以上あったから仕方ないのです。

 

土曜日の時点で西川龍馬が右脇腹を再び痛め、翌日ベンチ入りできるかできないかグレーな状態でした。

そこで呼ばれたのが二俣翔一。おそらく中村健人も候補の一人でしたが、今回はユーティリティーで一軍未経験の二俣を選択しました。

 

今日からのDeNA戦に西川龍馬がスタメンする確率は50%以下だと思います。だってちょっと痛そうだったから。

それに堂林も好調。末包も意外性の一発がある。

代打で1打席のためにケガの龍馬をベンチ入りさせるか? ベンチには松山も田中広輔もいる。

 

DeNAのリリーフは右投手が主力なので左の代打を厚くしたいと思えば西川龍馬。

松山と田中で十分と思えば二俣翔一がベンチ入りします。

ただし二俣の役割はヒットを打つことではなく延長12回までベンチで控えるユーティリティープレイヤーの仕事。

 

センターで頑張っている野間峻祥もいつピリリが来るかわからないし、場面によっては野間に代打アツを出したい時もある。

その時のために残っているのが二俣の仕事。

非常に残念ですが、今日の試合で二俣がベンチに入ったとしても12回裏の投手の打席まで二俣の出番はありません。

 

阪神の動き

カープ逆転優勝のためには阪神にズッコケてもらう必要もあります。

カープが20連勝しても、阪神が15勝すれば阪神の優勝。

 

そんな阪神がゆとりローテを組んできました。今日が西勇輝、明日が浜地。

んで金土日のカープ戦に中7日で大竹、村上、伊藤将司を投入予定。青柳はすっ飛ばし。

近本が死球の影響で中日2連戦のベンチを外れるそうです。んで金土日のカープ戦に1番センターで復帰予定。

 

阪神も当然2位カープに引導を渡すべく、大竹村上近本を繰り出してきます。

ただ阪神の大竹村上も前半戦ほどの勢いがありません。調子は落ちてます。当然です。1年投げ続けて疲労もピーク。

近本中野も一時期の「手のつけられない感じ」はなくなりました。

 

あとカープファンは誰も気付いてないと思いますが、9月に入り4番大山のヒットが止まっています。

大山は阪神で唯一の「走者を返せる打者」です。西川龍馬、秋山翔吾型の打者。

佐藤、森下、ノイジーなどは「振ったところにボールが来れば一発が出る打者」です。カープで言えばデビッドソン、末包昇大型。

 

大山が今週も打てないようだと、ひょっとします。

ええ。

ひょっとして・・・

阪神の連敗が始まるかもしれない

という意味です。

 

阪神は先発投手がいいので10連敗も20連敗もするとは言いませんが、味方の貧打で3~4連敗はあるんじゃないかと言っているのです。何事も可能性ゼロではありません。

中日が4番大山を警戒すれば、3番の森下や5番の佐藤にストライクを投げないといけなくなります。そこで事故を起こしてきたのが先週のヤクルト戦でした。

 

3番森下を歩かせても次の大山で切ればよい。

5番佐藤を歩かせても6番のノイジーで切ればよい。

こういうふうに考えることができれば、阪神が0対1や1対2で惜敗するパターンが増えてくる可能性もゼロではありません。

 

カープが残り20試合で7.5ゲーム差をひっくり返す可能性は3%程度あります。

現在、カープと阪神は「引き分けの数が同じ」です。

もしも同じ勝敗数で並んだ時、最終順位を決定するのは「直接対決の結果」です。

現在はカープの7勝10敗ですが、直接対決の残り7試合をカープが6~7勝しなければ阪神に並ぶことなどできません。

 

直接対決を6勝1敗できればカープの13勝11敗。

143試合終了時の勝敗数で並べばカープ優勝です。

143試合目が10月1日(土)のマツダスタジアム「森下暢仁vs伊藤将司の試合」とかになる可能性は5%くらいあると思います。