ドラフト予想もあらかた出尽くしたので、本日は第二次戦力外通告の予想をしていきたいと思います。
現在支配下枠には32名の投手と31名の野手がいます。計63名。
投手32名にはコルニエルとハーンを含めています。ハッチは含みません。
野手31名にはレイノルとシャイナーを含みません。
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新外国人の枠
中国新聞によるとカープは現在、来季の新外国人を積極的に調査しているとのこと。※中国新聞
ってことはさ、来季も新外国人を3人ぐらい獲得する可能性が高い。
私は第二次戦力外通告でクビになる選手を減らしたいことと、どうせ.220~.230の打者に打席数を与えるならば内田と二俣を試合に出したいとの理由から、新外国人は要らないと考えてきました。
だが現実的にはそういうわけにもいかず、カープ球団はオーソドックスに新外国人バッターを調査している様子。
おそらく今年同様「打者2人、投手1人」とかになると思われます。むしろ外国人選手の人数は 増える かもしれない。貧打に困ってますからね。
とりあえず予想としてはオーソドックスに「打者2人、投手1人」としておきます。投手1人はトーマス=ハッチ残留の可能性もあります。
ドラフトと育成選手
外国人を獲得すれば、支配下選手数は「投手33人、野手33人」となりました。計66人。
ドラフトで6人指名すれば支配下枠は72人となります。
通常、開幕には67人前後で臨むことが多い。その場合、第二次戦力外通告は 5人 と思われます。
さらにカープの場合は育成選手の数が多い。
ラミレス、ロベルト、杉田は来季支配下に昇格させたい。名原も来年が3年目。
今年も育成選手をドラフトで指名するでしょうから、昨年の佐藤啓介のような彗星が現れる可能性もある。
やはり開幕には67人以下で臨みたい。できれば66人が理想。66人ならシーズン途中の外国人選手補強をやりやすい。
10日後のドラフトでカープが新人6人を指名した場合、支配下数は72。
5~6人 の支配下選手がドラフト後に第二次戦力外通告を受ける可能性が高まってきました。
5人ってけっこう多いよ。
第二次戦力外予想
最も恐ろしいパターンは宗山塁のクジ引きに当たった時です。
宗山は二軍のショートではなく一軍のショート。この時、一軍から弾かれる選手は田中広輔、上本崇司、韮澤雄也ら。
田中広輔や上本崇司は引退試合をしてあげないといけない選手であるし、宗山がスカタンだった場合の保険としても必要。二人の今年の戦力外はないと予想します。ただし今村猛も二次でバッサリと行かれたので、油断はできません。
韮澤のクビももちろんありません。ただし来年も二軍暮らしが長くなりそうです。
宗山をクジで外した場合。ドラ1で高校生野手や大学生投手を指名した場合。
要するに即戦力ルーキーが少なめの場合。
この場合は前回予想した高橋昂也、内間、ケンティー、宇草あたりが危ない
松山やアツをクビにしろと言ってる方は素人ですよ。精神的支柱だけでなく、二人はプレーでも来年必要です。今年大瀬良の防御率1点台を引き出したのはアツですよ。松山もまだ打てる。
宇草が今シーズン一軍で何本のホームランを打ったか覚えていらっしゃいますか?
正解は3本です。41試合で3本塁打。小園は143試合で2本です。
私は宇草を残したい。そして現役ドラフトに回したい。どこかのチームの1番レフトで活躍できそう。
ケンティーが非常に難しい。去年一軍ゼロ試合。今年12試合。打率.083
たいへん残念ですがケンティーは完全に来季の構想外です。なんで一次じゃなかったの?と思うくらい。
難しくしているのはケンティーがトヨタ自動車出身なところ。トヨタの選手を3年目27歳でクビにしていいのかという問題が付きまとうからです。
4年目28歳ならトヨタ側も「わかった。仕方ない」となると思うんですが、3年目27歳なら「カープさん、少し早いんじゃない?」となると思うのです。
カープとトヨタの友好関係に波を立てたくない場合は宇草の方がクビで、ケンティーが現役ドラフトの可能性もあります。
高橋昂也
さて私の昂也君について。
プロ8年目、26歳。
通常ならまだ中堅でいられるのですが、カープは昨年、大卒投手を4人獲得しました。
コイツらに弾かれそうなのがケガがちの昂也君。
シーズン最終戦で謎の一軍昇格。私は「昂也君も引退試合かな」と書きました。※参考記事
ところがその試合で昂也君は走者もいないのにクイックで投げて149km連発。「これが本当の高橋昂也だ!」と言わんばかりの剛球でした。
でも今年ずっと二軍であのタマを投げられていたわけではありません。私、内田と昂也君はずっと注目して追いかけてたから知ってるのです。
昂也君の二軍のタマは平凡でした。
一軍でのあのピッチングが「もう壊れてもいい!これが最後のプロ野球なんだ!」とか思いながら投げたんじゃないかという気もするのです。
ものすごい鬼気迫るピッチングでした。来シーズンに向けた意地と誇りであってほしいけどね。
昂也君のクビはわかりません。一次を切り抜けたということはドラフトで即戦力ピッチャーを大量指名しない限り、生き残る可能性が出てきたということ。
内間も同様。二軍で四球出しまくっていますが、一次を乗り越えたので生き残る可能性はあります。
まとめ
もう一度整理します。
新外国人が3人、ドラフトが6人なら、第二次戦力外通告は5人です。4人で済むかも。
新外国人が2人、ドラフトが5人、さらに九里亜蓮がMLB挑戦なら、カープの第二次戦力外通告は1~2人で済みます。
候補者は高橋昂也、内間、中村健人、宇草でしょうか。5人目を挙げるなら小林樹斗。こちらは育成契約への切り替えです。
ケムナ誠と松本竜也のクビはありませんよ。この2人より昂也君の方がはるかに厳しい立場にいます。
白武は「今年は野手ドラフトだ」と言ってます。
「野手ドラフト」というのは文字通り「野手を多めに獲る」という意味ですが、宗山みたいな即戦力は何人もいませんので、高校生も含めて野手を多めに獲るよという意味です。
打線強化は新外国人の獲得。
内田の育成と言ったって、内田はまだちょこちょこチームの後ろをくっついてくるだけですよ。打線の強化にはなりません。
要するに「野手ドラフト」とは「即戦力投手の指名が少ない」という意味です。去年たくさん獲ったのでね。
だから高橋昂也は第二次戦力外通告を生き残れるかもしれない。確率は低いけどさ。
第一次戦力外通告を受けた戸根千明が言ってました。
「カープの一軍にはハーンや塹江がいてノーチャンスだった」
そうなんだよね、厳しいです。高と滝田も思ったより早く出てきそうだし。
高橋昂也はまだ首の皮一枚で繋がっています。もう1年見てみたい。