2022.5.8(日)
広島 17-3 DeNA マツダ
記録尽くめの大勝でした。ヒーローインタビューは8回3失点(自責1)の遠藤淳志と、満塁ホームランの末包昇大でした。
試合は振り返りませんよ。誰が打ったかワケわかんないからです。
先々週のカープはヤクルト中日を相手に1勝4敗。
先週のカープは巨人DeNAを相手に4勝2敗。浮かれるほどの高成績ではありません。
この2週間、マツダで8試合と名古屋で3試合。計11試合。合算すると5勝6敗です。
全体的にはドジなゴールデンウィークだったと言えるでしょう。
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先発投手の力
カープと反対にヤクルトのゴールデンウィークは遠征続きでした。神宮で3試合、敵地で9試合。
ヤクルトはこの2週間を8勝1敗で勝ち抜きました。雨天中止3試合がブルペンをラクにしたかもね。
ちなみに阪神が7勝4敗。カープと中日が5勝6敗。DeNAが4勝6敗。巨人が3勝9敗です。
明日からカープと対戦する阪神は得点力こそ低いものの、投手力が上がってきました。
高卒3年目の西純矢が2週連続QS達成するなど、阪神の先発投手のほとんど全員が6~7イニングを投げています。そりゃ強いはずです。
週末に対戦するヤクルトは先発が阪神より弱いです。石川、サイスニード、高梨などは5回持てば御の字って感じ。今年もリリーフ頼みでどこまで持つのかわかりません。今年は五輪休暇がないのでね。
DeNAと巨人は先発投手が5回持つ確率が50%くらい。これじゃ勝てるわけありません。
巨人はこの3連戦で先発が2回、3回、4回で降板しています。こういうことをしていると投手は全員いなくなります。リリーフにしわ寄せが行ってリリーフもいなくなるからです。
去年の9月10月がこうでしたね。あれから何も変わっていない巨人軍。
去年9月10月の巨人軍は先発が誰も6回を投げることができずに6勝14敗、4勝11敗でした。
今年はまだ5月です。あと半年間これが続くと思うとウキウキしてきます。非常に楽しみです。
本日5月5日はこどもの日
巨人原辰徳監督です pic.twitter.com/8cps6fRuRE— スポーツ報知 巨人取材班 (@hochi_giants) May 5, 2022
これが原辰徳のわっしょいベースボール。
カッコいいですねえ。とても真似できません。
エースの話
今、規定投球回数をクリアしている先発投手はセリーグで10人。
内訳はカープ4人で中日2人。あとは各チーム1人ずつ。
ここで改めて中日・大野雄大投手の完全試合(未遂)を振り返ってみます。
大野はナゴドでの阪神戦で9回を27人でシャットアウト。しかし味方もゼロ点で延長戦に突入。10回表に1安打を許し、10回裏に石川のサヨナラヒット。
結局、大野雄大の成績は10回を投げて1安打完封勝利。十分スゴいのですが完全試合は達成ならず。
試合後の大野雄大は「試合に勝てたことが一番」と爽やかなコメントを残しました。10回1失点で負け投手になった青柳も完全試合などに目もくれず、ただ大野に投げ勝つことだけを目指していました。二人ともカッコいいですねえ。これは真似しよう。
で完全試合と言えば、1ヶ月前にロッテ・佐々木朗希が達成して、翌週も8回終わって完全試合。
2週連続完全試合か!?みたいな雰囲気になりました。
カープでも先週投げたドリュー=アンダーソンが5回を終わってパーフェクト。6回に1安打許しましたが、結果は7回1安打無四球。打者22人でNPB初勝利をマークしました。
何が言いたいかと言いますと、
今年もう1回くらい完全試合が出るんじゃね?
ということです。
昨日の試合、15点リードの中で遠藤淳志と坂倉将吾は淡々とDeNA打線にゴロを打たせていました。二人は3失点してますが、これは3塁上本のエラー2個と1塁堂林のイレギュラーヒットがきっかけ。実質的には自責点ゼロであります。
普通15点もリードして平常心を保つのはなかなか難しいです。
遠藤は自分が先発ローテ6人中の6番手だと自覚していて、二軍に大勢のライバルがいることも知っています。15点差あるからって5回や6回で降りていれば、玉村将吾がいつでも遠藤のポジションを奪取しに現れるのです。
遠藤は2年前「自分が目指すべき場所は先発ローテの6番手ではない」という名言を残しました。ニッカン
カッコいいですねえ、藤波辰巳みたいです。
遠藤は5本柱に負けていいなんて思ってないと思います。
九里を超える、大瀬良を超えるとかを真剣に狙ってるんじゃないでしょうか。
こういうハイレベルな先発投手たちがチームのエースを争う姿こそ、佐々岡が目指してきたチームなんだと思います。
エースの座は個人記録だけで決まるものではありませんが、日本シリーズ第1戦に先発する投手はチームに一人しかいないわけです。
遠藤が今季中にそこまで到達できるかどうかはわかりませんが、床田寛樹は十分到達可能なポジションにいると思います。
完全試合の話
アンダーソンが前回パーフェクトピッチングを見せたのは巨人戦でした。
巨人ファンはすぐに「吉川と坂本がいない」って言い訳しますけど、アイツらが年中フル稼働できると思ってる時点で頭がどうかしています。ヒザの悪い坂本にショートをやらせておいて、キャプテン不在とか言ってる。
吉川にデッドボールを当てたのは確かにカープですけど、それは不可抗力。吉川ももともとケガの多い選手でしょうが。二遊間の控えを育てていない巨人のチーム力がそこまでだったということです。
アンダーソンが完全試合をするとは言いませんが、初物に弱いのはどこの球団もそうです。
んで先発6人のエース争いがハイレベルなため、「大野vs青柳」みたいな緊張感がカープのチーム内にあるとすれば大記録が生まれる可能性も出てきます。
さらに2週間後にはセパ交流戦が始まります。
カープは去年山本由伸にパーフェクト喰らいそうになりましたが、あの試合も普段対戦していない影響が多少あったと思われます。
まとめますと
・カープの先発ローテが非常に強力
・チーム内でのエース争いが過熱している
・普段対戦していないチームと対戦する
ことなどから最近流行の完全試合をカープの誰かがやらないとも限らない、というのが本日の強引な結論でございます。
今日は捕手のリードの話はしません。完全試合用のリードなんかないからです。
最後にカープの完全試合と言えば外木場義郎さんですね。
現役時代に完全試合1回、ノーヒットノーラン2回。
合計3回もノーヒットノーランをやった人はNPBの歴史上、外木場さんと沢村栄治の二人だけです。沢村はパーフェクトはやってません。ノーヒットノーランを3回です。
ま、佐々木朗希にすぐ抜かれちゃうかもしれないけどさ。笑
外木場さんのノーヒットノーランを私は知りません。
私が知ってるのは佐々岡真司と前田健太のノーヒットノーランだけです。
マエケンが10年前、佐々岡が20年前。外木場さんのパーフェクトは50年前です。
そろそろ出る頃じゃないか。大地震じゃないけどさ。