カープ二軍の戦い方

先日、2026年公式戦の日程が発表されました。

一軍は例年通り夏場の土日はナイターで、9月後半の土日はデーゲームです。カープは本当にナイターが嫌いみたいです。

 

二軍の日程

カープがナイターを嫌う理由は大勢のスタッフに残業代を支払いたくないからでしょう。一軍はまあこれで仕方ありません。

本日のテーマは カープの二軍 です。今年の二軍はどう戦うべきか考察します。

 

ご存じのように由宇練習場にはナイター設備がありません。

2025年の夏は普通に12:30から試合を始めていましたが、ついに2026年から 午前10:30 試合開始となるようです。

こんなので暑さ対策になりますかねえ。9時を回れば暑さはだいたい同じような気もしますがね。

と言っても、ない袖も振れませんので、球団はできる限りの努力をしたと評価しますか。

本日のテーマは試合開始時刻ではなく、二軍公式戦の 戦い方 についてです。

 

ファーム西地区

今年からカープ二軍は「ファームリーグ西地区」を戦います。

2025年のカープ二軍は借金18の5位。ハヤテがいなければドベでした。

今年はそのハヤテが抜けます。カープの相手はソフトバンク・阪神・オリックスの3チーム。どこもたいへん強そうです。

 

昨年のカープ二軍には田中広輔・上本崇司・松山竜平・山足達也らがいました。磯村と堂林もけっこう出てました。

投手ではアドゥワが5勝7敗、常廣が3勝10敗。最多イニングを投げた佐藤柳之介が4勝3敗。

二軍なので勝つ必要は全くないのですが、ハヤテが抜ける今年、カープの二軍はかなりボコボコにやられそうな予感がします。

ファーム公式戦全140試合中、西地区を超えた「交流戦」の割合はなんと 30% もあるそうですが、順位はあくまでも地区内で決まります。カープの勝率がもし勝率5割を超えたとしても、ドベの可能性はあります。 

この際、二軍の順位はスッパリ諦めるとして、今年二軍がどうやって戦っていくべきかだけでも検討してみたいと思います。

 

カープの戦い方

新井は2月のキャンプで「競争」を謳っています。

秋山と野間と末包が競争に勝てば、今年も田村と久保と平川が二軍で戦います。

キクと堂林が競争に勝てば勝田と林が二軍。

投手陣も同じです。大瀬良と栗林と森が勝てば、玉村や常廣が二軍。

一軍に「変化」も「痛み」も生まれなければ、今年のカープはまた一軍も二軍も5位のままでしょう。

 

私の理想は秋山と野間のどちらか1人が二軍で、林が一軍。

アツと堂林も二軍で、田村と内田が一軍です。

若い力で戦わないとチームは強くなりません。ベテランの力も必要ですが、カープという球団は主力を若手に切り替えていかないといつまでも強くなれないのです。昔からカープはずっとそうなのです。

 

理想は一軍に若手を置いて、一軍の試合で若手を育て、チームを強化する。

二軍には秋山や野間のようなベテランを置いて、有事に備える。

現実的には「秋山と野間が揃って二軍」とはならないでしょうが、万が一平川と田村がボコスカ打てば、その可能性もゼロではありません。今年のキャンプは「競争と結果」なんだから。

リアルな予想ではアツと堂林が二軍。森翔平や常廣羽也斗もウカウカできません。こいつらは2026年の主戦場を二軍とする可能性が 十分ある と思います。

ケガ人もいないのに、アツと堂林が一軍の試合に出ているようでは今年もまたカープは弱いです。若手がアツと堂林を追い越せないようではヤクルトにも負けますよ。

 

カープの戦い方は過去の実績を根拠に37歳の田中将大や前田健太を獲得することではなく、「第2の田中、第2のマエケン」を育てていくことです。

37歳の秋山や36歳のキクには伝説級の偉大な実績がありますが、それと20206年レギュラーの座は一切無関係なのです。

キクはエラーをしない、秋山はプロ意識が高いと言っても、去年はそれで5位でした。その野球は5位なのですよ。

多少エラーしようが三振しようが、私は羽月や林などの「爆発力を持った若手」で戦いたい。もちろん一軍の話ですよ。

今はミスるけど、こいつらを試合に出して伸ばしていかないと、いつまでたっても阪神との25ゲーム差は縮まりませんよ。カープは補強をしないんですから「育成」をするしかないんですよ。

 

二軍のメンバー

本日のテーマは二軍であります。

今年は「二軍にベテラン、一軍に若手」の布陣で臨みたい。

ベテランは二軍の試合に出ながら、いつ一軍に呼ばれてもいいように体調管理を続けます。去年までの磯村や一昨年のノムスケのような役割です。

気の毒なようにも思いますが、そういったベテラン控え選手の存在が「チームの層の厚さ」を支えるのです。

 

去年のの二軍レギュラーをざっくり書くと

捕手 持丸・清水

内野 仲田・佐藤・内田・広輔・前川

外野 久保・貴浩・ケンティー

でした。

ここに堂林、林、矢野、辰見、勝田、野間、平川、渡邉、田村らが加わることになります。佐々木泰すら安泰とは言えませんよ。

 

「矢野が落ちるはずないだろ!」

まだそんなことを言ってるのか。矢野でさえ「結果」が出なければ二軍はあり得る。

悪いが今年のカープはセカンドを3人も4人も一軍に置いておくことはできない。キク・勝田・羽月・矢野のうちの1人は 必ず二軍 です。

キクと羽月はベンチスタートでも戦力になるので、二軍には落ちにくい。矢野と勝田は真っ向勝負です。こいつらはスタメンでしか使えない。よってどちらか1人しか一軍にいられません。

 

秋山と野間は代打の切り札として一軍に必要ですが、「2人も要るか?」と聞かれればけっこう微妙です。左の代打が2人いてもいいんですが、大盛穂が必ず一軍ベンチに必要なので、「左の代打は1人で十分」というのが私の考えです。

代打適性は野間の方が秋山より高いです。スタメンタイプの秋山は二軍で調子を維持してもらう可能性もあります。一年遅れの「変化と痛み」です。

 

二軍の環境

最後にカープ二軍の環境について整理します。

本拠地は由宇練習場。山口県岩国市。

灼熱のデーゲームが有名で、観客席には屋根も無ければ椅子も無い。入場料は現在のところ無料。

 

実は近年の球界には

「二軍もエンタメ化しよう」

という動きが活発で、昨年巨人と阪神の二軍新球場がオープンしたことも記憶に新しいです。

今は二軍球場すら「ボールパーク」と呼べるほど、立派な施設になりつつあります。

■NPB二軍球場・照明の有無 
楽天 利府公園 無し
ヤク 戸田球場 無し△
西武 西武第二 無し
千葉 浦和球場 無し△
巨人 Gタウン  有
DeNA  横須賀 有
ハム 鎌ヶ谷  無し△
ハヤテ清水庵原 有
新潟 HARDOFF 有
中日 ナゴヤ  無し
オリ 舞洲球場 無し△
阪神 SGL尼崎 有
広島 由宇球場 無し
ソフ タマスタ 有

2026年、二軍でナイターを開催できるのは6球場。

ナイター設備無しが8球場。ナゴヤ球場の照明設備は2001年に撤去されました。

オリックスの舞洲には照明設備こそありますが、あくまでもアマ仕様でプロのナイター仕様ではないそうです。その代わりオリックス二軍は7~8月にグリーンスタジアム神戸のナイターで多くの主催試合を行います。

ヤクルト・ロッテ・日本ハムは近々二軍が移転予定で、おそらくナイター対応も目指していると思われます。

阪神・巨人・ソフトバンクは豪華な二軍設備を完成させました。練習もナイターもばっちり。

実は新潟のハードオフスタジアムが14球団中最も豪華な球場で、かつて一軍公式戦やオールスターゲームも開催されたほどの3万人規模の球場です。ここも完璧な環境です。

 

カープの由宇球場は「お客さんに見てもらう」ことを全く意識しておらず、そのため1993年の開場以来ずっと「入場無料」でやって来ました。

そもそも名前が「由宇練習場」です。試合を見せるのではなくて、選手を鍛えるのが目的の場所です。

去年、田中広輔がここで全力プレーしている姿をスカパーで見て

「プロの中のプロだ」

と私は改めて広輔のことを尊敬し直しました。

 

私は高橋慶彦が好きでしたが、1990年は野村謙二郎をショートで使えと思っていました。

ノムケンに2000安打させたいが、栗原健太を使わないとチームはいつまでも強くならないと思ってました。

前田健太にも帰ってきてほしいが、先発ローテで投げさせることはできないとブログに書きました。広輔も松山もまだまだやれるに決まってますが、一軍には内田と林を置かないといけないのです。

今年の夏も、灼熱の由宇で堂林と秋山が全力プレーします。アツはケガをするので無理せず練習だけにしときんさい。