今年もそろそろ第一次戦力外通告が行われます。あと数日後です。
実はまだNPBから正式に「今年は10月〇日より」と発表されていません。なんでだろ?
例年ですと第一次戦力外通告期間は「10月1日頃からCS1stステージ前日」まで。つまり今年は10/3(月)~10/7(金)くらいじゃないでしょうか。公式戦の最中でも普通に通告されますよ。一軍選手が通告されることもあります。
んで10/20(木)ドラフト会議の後に第二次戦力外通告期間もあって、ここでは「ドラフト選手とポジションのかぶるベテラン中堅」がクビになることが多いです。第二次の通告期間はCS終了後から日本シリーズ終了後まで。日本シリーズで戦ったチームは5日間延長。
寂しいですが、今年もカープの戦力外選手を予想してみようと思います。今年はあの名物キャッチャーが危ないです。
戦力外予想 ベテラン編
カープの支配下選手は現在68人です。投手35人、野手33人。
カープがドラフトで6人の新人を指名するなら、現在の支配下登録選手68名を61~62名に絞りこまなくてはなりません。
外国人選手は解雇しても、その枠に新しい外国人を充てると想定して、今年も日本人だけで6~7名が戦力外通告を受けます。
毎年毎年辛いけど、これがプロ野球の世界です。
まずは年齢チャートから。31歳以上の選手は下記17人。
39歳 長野久義
38歳 白濱裕太、松山竜平
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34歳 會澤翼、秋山翔吾
33歳 野村祐輔、菊池保則、ターリー、安部、田中、キク
32歳 中田廉、一岡竜司、上本崇司
31歳 大瀬良、九里、堂林
この中から第一次戦力外となりそうなのが白濱裕太、中田廉、一岡竜司あたりと予想されます。
長野、安部、田中も決して油断はできない。長野久義は今季年俸1.2億、田中は1.5億です。
白濱裕太は長年チームを陰から支えてくれました。来季39歳です。
カープは去年高木翔斗をドラフト指名し、今年は持丸泰輝が支配下選手へ昇格しました。
白濱の裕ちゃんは今シーズン限りで現役引退となるかもしれません。んで引退後もファームのスタッフとしてチームに残ってもいいですね。
中田廉と一岡竜司の仲良しコンビも栄光のV3戦士ですが、現在は松本竜也、森浦、矢崎らに立場を追われてきました。この2人もかなりクビが涼しくなっていると思われます。
まず最初に31歳以上のベテラン組から白濱、一岡、中田廉がチームを去ると予想しときます。
戦力外予想 若手編
さてベテラン組の3人が戦力外通告(あるいは引退勧告)を受けたとして、若手組からあと3~4人を戦力外にしなくてはなりません。
ヤバそうなのが中村祐太(27)、高橋樹也(25)、山口翔(23)、三好匠(29)、正隨優弥(26)、中神拓都(22)の6人。このうちの3~4人が当落線上だと思われます。
岡田明丈(29)、中﨑翔太(30)、薮田和樹(30)は大丈夫だと思います。フランスア(29)はちょっと怪しいかも・・・
中村祐太は今年ウエスタンで97イニングも投げています。チーム1位でリーグでも3位。5勝7敗。防御率4.73。祐太は「計算できるベテラン」として生き残る可能性もありますが、伸びしろを感じないようなら厳しいですね。
高橋樹也はなぜか今季登板ゼロです。これはかなりイヤな予感が漂います。鈴木誠也の遊び相手として脚光を浴びた時期もありましたが、みっきーのクビもなかなか涼しいです。
山口翔。かつては村上宗隆としのぎを削った熊工OB。彼も今年は11試合に登板して12回16被安打8四球、11失点自責8。防御率6.17。まだ23歳ですがこのまま伸びしろがないようだと厳しいか。
三好匠(29)は貴重なユーティリティープレイヤーですが32歳の上本がブレイクしたことや、矢野雅哉の成長でかなり土俵際に追い詰められていると思われます。ドラフトで守れる内野手が入るようだと第二次戦力外通告なんてパターンもあり得ます。
正隨は完全に昨年のドラフトの犠牲者です。中村健人(25)、末包昇大(26)、正隨優弥(26)。秋山翔吾まで加入したので、野間と龍馬が残留するようだと正隨も厳しいかもしれません。二軍ではよく打ってますけどね。
最後、中神拓都(22)。彼は小園世代で山口翔よりもまだ1個若いです。大学4年生の年齢。だけど近年のカープは20歳の子でも平気でクビを切ります。油断できません。
中神君は今季打率.266、本塁打1本を放っているんですが、64打数で24三振してるんですよね。このへんが少し心配です。
戦力外予想 外国人&育成編
最後に外国人&育成選手です。
外国人は現在5名が支配下登録されています。マクブルーム、アンダーソン、ターリー、フランスア、コルニエル、
全員残して野手1人追加の6人でもいいし、ターリーとフランスアはグッバイされるかもしれません。
どちらにしても今年の外国人5人はちょっと少なかったですね。来季はもう一人大砲が欲しいところ。サードを守れるピレラみたいな選手がピンズドですが、そういう選手はなかなかいません。私はこの際、来年の新外国人は「ファーストの選手でもいい」と思います。
マクブルームの保険にもなるし、代打でも武器になります。中日のアリエル=マルティネスみたいな使い方も面白いと思います。カープの外野は若手のために空けておきたいのですよ。
育成契約3年目を満了するのは木下元秀(21)ただ一人です。
今季の成績は77試合に出場して220打数55安打。打率.250、5本塁打、32打点。
私の知ってる木下君は「吉田正尚より飛距離が出る」と言われて入団してきた割には、足が速いなという印象です。守備もまずます。
今シーズンの四球17も少なければ、三振37も少ない方でしょう。
来季が4年目ですが、木下を支配下に上げても使いどころがない上、また戦力外通告が増えます。よって木下君はウエーバー公示からの育成再契約でしょう。クビはないと思います。まだ若いんだし。
まとめ。
ヤバい人が白濱裕太、中田廉、一岡竜司、中村祐太、高橋樹也、三好匠、中神拓都の計7名。
ギリギリが安部友裕、正隨優弥、山口翔、ターリー、フランスア。
木下元秀は育成で再契約。戸田隆矢は微妙なラインですね。