2022.10.30(日)
ヤクルト 4-5 オリックス 神宮
オリックス26年ぶり日本一。優勝おめでとう。
オリックスには梵英心と水本さんがいるので、カープファンはなんとなくオリックスを応援していたと思います。
他にも吉田正尚は敦賀気比高校で西川龍馬とチームメイトでしたし、リリーフで大活躍した山崎颯一郞も敦賀気比高校。縁がありますね。
カープの木下元秀も敦賀気比高校なんですが、東哲平監督は木下のことを「飛距離なら吉田正尚より上」と評していました。ま、私は信じていませんけどね。笑
3年前に敦賀気比高校の話を書いたことがあります。興味ある方はそちらもご覧下さい。※敦賀気比高校の話
ヤクルトも頑張った
試合終了後、ヤクルトの高津監督が涙を流したそうですね。驚きました。
日本シリーズ第7戦まで立派に戦ってなお涙する指揮官。佐々岡は3年間で一度しか抗議に出ませんでした。もちろん泣いたことなどありません。
泣けばいいってもんでもないけど、戦う気持ちに温度差を感じました。
マスコミは山田哲人の打順について結果論を述べていますが、簡単にチームリーダーの打順を変えられるものでもありません。
カープも2018年の日本シリーズで3番の丸がブレーキとなりソフトバンクに4連敗したことがあります。
私はその時、ガンコに丸を信じた緒方監督にエールを贈っています。※参考記事
丸をスタメンから外さないと負けることはわかっていましたが、日本シリーズに出場できたのは山田と丸のおかげです。高津と緒方の気持ちが私にはよく理解できますよ。マクガフも一緒ですよ。
FAの季節
さて日本シリーズが終わるとFA宣言が解禁されます。
さっそく千賀滉大、森友哉、近藤健一の3人がFA行使確実と報じられています。
この3人については既報通りで想定の範囲内。
今朝のニュースでちょっと驚いたのがオリックス伏見捕手がFAを熟考とのニュース。日刊スポーツ
へえ。昨日褒めたばかりの伏見捕手がFA宣言か。
コレ、私が妄想するに「森友哉がオリックス濃厚」というニュースと関連しているかもしれません。
現在オリックスには32歳の伏見と27歳の若月がいて、今季は約半分ずつスタメンマスクをかぶりました。ちなみに去年も半分半分。
森が来ないなら伏見はオリックスに残留した方が出場機会に恵まれると思います。
なのに伏見がFA権の行使をを熟考?
ひょっとすると森が来ることが内定している? それとも純粋に伏見が他球団の評価を聞きたいだけ? 私、ちょっぴり気になります。
なぜ気になるかと言うと、カープの磯村嘉孝や中村奨成の動向に影響するからですよ。
森がオリックスに移籍して、日本一に導いた伏見が捕手不足の球団へ、西武には若手捕手がゴロゴロいます。
12月の現役ドラフトで磯村と奨成が出場機会を得るチャンスが減るかもしれないからです。
まあ私には見守るしかできないんだけどさ。
その他、近藤健介もFA濃厚。
山崎康晃はメジャーかDeNAかで揺れているそうです。
カープの人事
さてカープのオフはFAとは無関係。捕手も外野手もパンパンですからね。
こないだカープの支配下は66人と書きましたが、また間違えてました。
正確には67人でした。
二俣翔一は来季から1軍の試合で使いたいのでおそらく支配下登録されると思います。理想はオープン戦で活躍して開幕前に支配下登録。すると支配下選手は68人となります。
もうちょっと減らしたいところではありましたが、今日で第2次戦力外通告期間が終了します。現役ドラフトも「1人取られて1人取る」くらいで終わるつもりなんじゃないでしょうか。
外国人野手がもう一人ほしいところでしたが、来年も「開幕後に弱点を補強する」感じになりそうです。カープ得意のパターンです。
一方でコーチ陣には大きな課題が残っています。
なんと福地寿樹が2軍の打撃兼走塁コーチに就任するというのです。これには色々な面でビックリしました。
と言うのも名コーチの玉木朋孝が退団決定。2軍の内野守備コーチが欠けました。
福地が内野守備コーチをできるとは思いませんし、打撃コーチもちょっぴり怪しい。笑
どうなる、2軍スタッフ?
ここで現在予想されている来季の2軍スタッフを確認してみましょう。
監督 高信二 → 高信二
捕手 植田幸弘 → 倉
投手 幹英、永川 → 幹英、永川
打撃 廣瀬、森笠 → 良太、福地
守備 玉木、赤松 → 赤松、廣瀬?
要は玉木の穴がまだ埋まっていないんですよ。
走塁は福地が教えるとしても、赤松と廣瀬は外野守備コーチです。
廣瀬は今年2軍の打撃コーチを務めていましたが、そのポジションは既に「良太&福地」と発表されてしまいました。
すると廣瀬は1軍の外野守備走塁コーチに戻るのかな?
となるとベースコーチが1塁小窪、3塁廣瀬という頼りない布陣になっちゃうのかな?
去年、廣瀬が3点差で松山竜平を回した悪夢が記憶に新しい。私はかなり不安です。笑
福地寿樹には「外野守備走塁コーチ」で10年の実績があります。
新井貴浩があえて福地を2軍に配置したことには何か理由があるはず。シンプルに考えれば「育成優先」というところでしょう。
となると1軍は小窪と廣瀬でいいのか?
私は良くありません。新井には何か考えがあると思います。
ポイントは福地寿樹が内野守備コーチに就かない点です。
福地の肩書きは「2軍の打撃兼走塁コーチ」なんですよ。初めて聞きました。とても珍しいパターン。もしかしてNPB史上初の怪挙じゃないのか?笑
福地が打撃コーチに就くので2軍では廣瀬が余ります。廣瀬は外野守備走塁コーチの経験がありますが、外野手なので赤松と廣瀬の2人が外野コーチでかぶります。
なので来季はどちらかが1軍昇格するのでしょう。私はスピードスターの赤松を上げたいところですが、赤松の体が1軍のハードスケジュールに耐えられるのか未知数です。
1軍スタッフ
続いて来季の1軍スタッフについて構想してみましょう。
監督 新井貴浩
ヘッド 藤井彰人
総合 東出
捕手 石原
打撃 朝山、迎
守備 小窪、赤松
仮に赤松を1軍昇格させると1軍は何とか回ります。
問題は2軍の内野守備コーチですね。
そこで1人余ってる東出輝裕を2軍の内野守備走塁コーチに回すという手も考えられます。
ただ東出には内野守備走塁コーチの経験がありません。2016年からずっと打撃コーチ。
敦賀気比高校出身の東出はセンス抜群でたぶん内野ノックも上手いと思います。ちなみに東出のノックは確か右打ちでした。両打ちもできそう。笑
未経験でも東出のセンスなら問題なくこなせると思いますが、私はここまで英才教育を施してきた東出総合コーチを2軍に戻すことがもったいないと感じています。
今季の「サード坂倉」「盗塁最少」などに代表されるアホ野球に東出が加担していた可能性は高く、東出も河田と共に責任を取らされてもおかしくありません。
それでも私は「もったいない」と思います。新井とのコンビ復活も楽しみじゃないですか。
赤松真人も新井貴浩の人的補償でカープにやって来た選手。この3人が1軍首脳陣として揃い踏むなんてロマンチックじゃありませんか。
なので私の構想では1軍ヘッド藤井、総合コーチ東出体制で来季に臨みたい。1塁コーチ小窪、3塁コーチ赤松。
となると2軍の内野守備コーチはどうなるのか?
ここで梵英心はいかがか?
梵も実はオリックスの打撃コーチです。守備コーチではありません。
だけど梵はゴールデングラブ賞の受賞者です。たぶん東出同様、そつなくこなせます。
玉木朋孝の退団はおそらくオリックスの中嶋&水本体制に引き抜かれたものと思われます。だって玉木はカープに必要だもの。
オリックスの中嶋監督は2軍監督時代からずっと水本さんと玉木を狙っていたんじゃないか?
玉木は1995年と1996年のオリックス優勝の時、まだカープにいました。
玉木はイチローと入れ替わるように2001年からブルーウエーブ戦士。当時の監督は仰木彬監督でした。
玉木を取るんなら梵をカープに返してくれてもバチは当たらないと思います。笑