2023.6.7(水)
日本ハム 0-1 広島 エスコン
カープ3安打。ハム4安打。古葉野球はこういう試合を拾っていました。
緒方孝市も3連覇しましたけど、緒方の3連覇は1対0の勝利が少なかった印象です。
古葉野球は接戦を制して、小技で1点を取って逃げ切ります。
守り勝つ野球
私が佐々岡時代の3年間ずっと
「キャッチャー坂倉で戦え」
と言い続けてきたのはご承知の通りです。
だが佐々岡は坂倉をファーストとサードで起用しました。
その経験が今の捕手坂倉の糧になってはいません。キッパリ。1ミリも役にたってないですよ。
全く遠回りの2年間でした。それで2連覇したならアホなコンバートもまだ容認できるけど、2年間の結果は5位と5位。
育成もせず、ヘタなドラフトとヒットばかり打とうとして、守備走塁をおろそかにしてきたのが佐々岡と朝山のアホ野球です。河田雄介や東出輝裕にも責任はある。
カープ伝統の守り勝つ野球、足を使った野球は今の時代に合わないかもしれない。若者にはつまらないかもしれない。野球ファンが離れていくかもしれない。
だからと言ってこっちだってマツダスタジアムにホームランテラスを設置して、投手の投げる時間をストップウォッチで計って、絶対盗塁できないプロレスラーみたいなやつがDHでガンガンホームランを打つようなスポーツになれば、キッパリ言って私は野球ファンを辞めます。そんなのはもはや野球じゃないからです。※参考記事
私はオールスターのホームラン競争も昔からキライなんですよ。アホみたいだから。
もっと言うとオールスターも嫌いです。昔のオールスターは山田福本、村田東尾のイメージでしたが、近年のオールスターは中田翔と西岡剛のイメージです。つまんないよ、あんなの。
昨日の九里亜蓮vs加藤貴之のような息詰まる投手戦こそプロ野球。
キクの守備、ハムの水野の守備、ハムの細川の送りバント。どれもお金を取れるスーパープレーです。狭い神宮や福岡ドームの「ポテンホームラン」など私に言わせればクソ食らえです。幼稚なんですよ。
キクの守備のほうが美しいし、坂倉のリードが美しいのです。
昨日2対1で今日1対0。ハッキリ言って2連勝のヒーローは坂倉将吾。だけど守り勝つ試合のヒーローはいつも投げた投手なのであります。0対1で負けた時も投手は悪くない。悪いのは捕手となるわけです。キャッチャーはつらいよ・・・
矢野雅哉のビッグプレー
さて昨日のプレー・オブ・ザ・デイは9回裏2死からのショート矢野のファインプレーでしょう。
9回裏1対0。2死13塁でクローザーの矢崎拓也は打者・水野達稀のバットをへし折りました。
打球はボテボテ。水野は俊足。
矢野は目一杯ダッシュしてグラブで捕球せずにもう前のめりでとにかく早く1塁へ投げました。
このため、矢野の送球は1塁への低いハーフバウンド送球となります。
矢野が体勢を整えて1塁へ強い球を投げれば絶対に間に合わないタイミングでした。矢野はとにかく一瞬でも早くボールを離す必要があった。
1塁手は韮澤雄也。
私は松山竜平の守備固めがなんで韮澤なんだとぶつくさ思ってました。ここは堂林だろ。
守り勝つ野球というのは1つのミスで1点を失います。そしてその1点で負けます。だからおもしろい。細かい。
松山がスタメンファーストで、マクブルームがDHなのも「うん?」と思いましたし、代走が羽月ではなく曽根だったことや1塁の守備固めが堂林でなく韮澤だったことも「うんん???」と感じていました。ここをサボると相手に1点取られちゃうんですよ。
ところが結果は韮澤の大ファインプレーで試合終了。矢野のビッグプレーも韮澤の好捕があってのこと。
さらに私が見逃さないのは9回裏無死1塁で見せた韮澤とキクのバント処理です。あれもヘタなファーストなら1塁も2塁もオールセーフですよ。韮澤はダッシュ良くバント処理して1死を取りました。たぶん誰も言わないので私だけが言っておきます。
ま、それでも私は1塁守備固めは堂林翔太であるべきだと今日も叫び続けます。
そしてカープのショートは小園海斗であると今日も叫びます。
カープの正ショート
私は今年ウエスタンリーグもチェックしています。
チェック対象は主に内田湘大。これも何度も言ってます。
んでうっちーを見ようとウエスタンを見ると、なぜかそこには小園の姿が。笑
ったく何やってんだよ、小園海斗。こんなところで。
しかも守備位置がショートではなく2塁や3塁であることも多い。
おいおい、小園が複数ポジションをやることに何の意味があるんだ?
私の構想では小園海斗はショート一本。
小園が一軍でセカンドを守る時、ショートは一体誰なんだ? 矢野雅哉か? まさか上本崇司じゃないだろうな。笑
一つのポジションだけでなく複数ポジションを守れた方がいいっていうのは補欠選手の話であります。
小園のようなスーパースターは生涯単独ポジションで良いのです。
年を取ったらサードとかファーストとかもあるけど、若い間はショートだけでよい。
そもそも今のチーム編成で小園がセカンドに回る事ってまずあり得ないでしょ。
矢野がショートで小園がセカンド? そんな可能性はゼロですよ。小園はショートでもまだまだ怪しいのにセカンドなんかで使えるはずありません。
田中広輔が全盛期だった頃に10代の小園がセカンドやサードを練習するのはわかります。
だけどセリーグで最多安打を狙おうかという小園に余計な負担をかけない方がいいと私は思います。
小園のセカンドが上手いならわかりますよ。だけど小園のセカンドはヘタクソです。坂倉をサードで起用するようなもの。小園の打撃にも悪影響だと思います。
小園のライバルたち
そんな小園が昨日ウエスタンリーグでホームランを打ちました。
一軍復帰も近そうです。 https://t.co/sSHxcAzRPc
— ひが (@higashidesedai) June 7, 2023
この一本だけでなくここ1週間くらい小園の打撃はタイミングがいいです。
私は小園の一軍復帰が近いと見ます。守備もショートならまあまあ動けてます。
とはいえ矢野雅哉には大きく差を広げられてしまいました。
去年の小園は守備範囲が狭い代わりに堅実性を高めていました。矢野は守備範囲が広いがポロリもあった。
だが今年の矢野は堅実性も大幅アップさせました。派手なプレーも見せますが、ミスがグンと減りました。火曜日の代走水野の盗塁をアウトにした時のタッチなんて凄いプレーでした。この2連勝は矢野がもたらしたと言ってもいいくらい矢野がチームを救いました。
新井カープはショートを誰で固定するのか?
私は小園海斗であるべきだと思っていますが、矢野雅哉がどんどん出てきてチャンスを掴みつつあります。
そして昨日はファーストでしたが韮澤雄也も元ショートです。現在の韮澤の本職はセカンドですが、一軍セカンドにはまだまだ元気な菊池涼介が君臨しています。
そして皆さん、覚えていますか?
先月、白武スカウト部長が「二遊間を守れる右打者がほしい」とコメントしたことを。※参考記事
これはバリバリの正ショートがほしいという意味ではありません。相手の先発が左投手の時に小園や矢野を休ませるショートがほしいという意味です。
イメージで言えば上本崇司や小窪哲也的なショート。←失礼
だって昨日23歳になったばかりの小園海斗がいるのに、今22歳の大学生ショートを1位で取ってどうすんのよ?って話でしょうが。矢野は今年で25歳。
今、行われている大学野球選手権で大活躍しているのが明治大学の宗山塁くん。彼はまだ大学3年生。右投げ左打ち。
広島県三次市出身で広陵高校→明治大学。ハッキリ言って来年のドラフトの目玉。
カープには小園と矢野がいるので、私は宗山君はカープに必要ないという考え方。セカンドにコンバート? んなこと言ったら羽月と韮澤はどうなるの?
宗山君はメジャーに行かなければNPBで2000本安打も狙える逸材。
例えるなら菊池涼介や野村謙二郎みたいになれる選手。
巨人や阪神に入られると非常に厄介です。「走れる鳥谷」みたいな選手になりそう。
だからカープが指名する・・・ってのもおかしな話で、そうすると4球団競合の小園海斗が死んでしまいます。
今年は大商大の上田大河投手(右投げ右打ち)が私のドラ1候補です。
来年は環太平洋大学の徳山一翔投手(左投げ左打ち)がいい感じです。
環太平洋大学は一昨日、その徳山君が失点し0対1で敗退しました。内容は知りません。
佐々岡時代に高校生投手を全く指名していないので、22歳前後の投手層を厚くしておきたい。
二遊間の野手は小園、矢野、羽月、韮澤、前川でまずます揃う。
右の強打者が不足していますが、一昨日24歳になった中村奨成と18歳の内田湘大に頑張ってもらいたい。二俣翔一(21)もいる。
とにかく結論としてはカープの正ショートは小園海斗であるということ。
異論はもちろん認めます。
だがみんなが坂倉を3割打者だと見ていた3年前、私だけが坂倉の真の魅力は打撃ではなく捕手としてのリードだと広言してきました。
その坂倉が今のチームを引っ張っています。この事実については異論を認めません。
その私がカープのショートは小園だと断言するのです。
矢野派の方の気持ちもわかる。だが矢野はセカンドもサードも上手い。
小園はショートしかできないんですよ。だからショート。
ドラフト順位など関係ありません。坂倉将吾は4位ですし内田湘大も2位。順位無関係にカープのショートは小園海斗であるべきです。
ひょっとするとZOZOマリンからカープのショートは小園になるかもしれません。