各球団の補強があまり進んでいない。
今年のFAの目玉は楽天則本とソフトバンク東浜だと思ってましたが、あまりニュースにはなっていない。
それどころか西武が桑原を獲るとか、日本ハムが西川遥輝を獲ったとか、地味な選手から行き先が決まっている。「補強ポイントってそこなの？」って思う移籍がなんか今年は多い。
岡本と村上
来年はセリーグから岡本と村上が抜ける。これはものすごい大きな穴で、阿部も「埋まるわけない」とハナから諦めている様子。
2002年に松井秀喜が移籍した時、巨人はヤクルトで40発打ってたペタジーニを強奪しました。
あの時は高橋由伸がペタジーニのことを「ジーニ」って呼んでてビックラこいた。
村上の抜けたヤクルトはドラフトで野手を大勢獲りました。内山壮真君もサードをやるって話だし、ショートには長岡もいる。山田哲人がサードをやるとか、いろんな話があって面白い。
来年巨人は順位を落とすだろうし、ヤクルトは村上がいても6位でしたから、来季もあまり上がり目が無さそう。オスナとサンタナがいるため、大物助っ人も獲得しづらそうです。
カープの外国人選手
カープも毎年補強をしないので、あまり偉そうなことを言えませんが、過去にはクリス=ジョンソンとかコルビー=ルイスがマエケンや黒田の穴を見事に埋めてくれたことがありました。
ターノックにそこまで期待してませんが、新井はターノックを「先発で起用する」と明言しています。まあ楽しみではあります。
カープの補強はまだ終わっていません。
おそらくドミンゲスの代わりにターノックを獲ったのでしょうし、ハーンの代わりのクローザーも調査中。私はハーンでいいと思いますけどね。
野手は来季もファビアンとモンテロ。サビエル＝バティスタが爆発したのも来日2年目でした。当時のバティスタは今のモンテロと同じような年齢でした。
森下床田大瀬良と栗林ターノックが先発。
クリーンアップはファビアンとモンテロ。私は小園は1～2番がいいと思います。奨成と外国人で3～5番。
カープの新人
そして昨日、カープの新人選手の背番号が発表されました。
齊藤汰直への11番はビックラこいた。勝田の0番はやめとけとブログに書いた。私は勝田君に将来2番を付けてもらいたかったんですよ。※参考記事
あとはまあ例年通り。2番と6番と23番は空いてる。55番も。
新人の平川君が「トリプルスリー」と語ったようですが、ぜひやってもらいたい。柳田とか言ってるけど、私は金本の方が平川のイメージに近いかな。
平川のスイングはドアスイングでぎこちない。時間がかかるタイプに見えます。特に右打席は決定的に経験不足です。
ターノックの投球フォームも1球1球違うので、私のようなオールドファンはすぐに信用することができないのです。
明治の小島や青学の小田はスイングが内側から出てくるため、古い人間に安心感を抱かせます。
3位の勝田もスイング軌道が理に適っている。当て逃げタイプではない。背も低いから勝田のストライクゾーンはNPBで最も狭い。1番を打ってほしい。2番小園。3番奨成。
投手4人のうち齊藤、赤木は即戦力でそこそこ使えそう。
4位の工藤は薮田永川より、まだコントロールが悪い。
7位の高木はエース候補だがケガの回復具合が心配です。治っていたら3位までには消えてるはずだから。
カープ2～3年目の選手
さて先発5人はまず確定。後続も大勢いる。
抑えも人数は減ったが、島内選手会長を筆頭に森浦・ハーンがいる。ドラ5赤木の「適所」はここだと思う。
野手もまあキャッチャー坂倉、ショート小園、センター奨成に固定すれば、センターラインはガッチリ決まる。来年は3人揃ってベストナインだ。
空いたポジションがサードとセカンドとライト。
佐々木泰、勝田、平川となれば理想的ですが、ヤノキク秋山末包も元気だ。
田村と内田は何をやっとる。待ちきれんぞ。
投手では待ちきれないのは 常廣羽也斗 だ。いつまで大学生でいる気なのか。もう出かける時間だぞ。
森と玉村は今季7勝と6勝。キャリアハイとは言うものの、23先発で7勝と17先発で6勝では到底ローテ安泰とはいかない。
高太一は8先発で3勝ですがQS率が高い。正直「相手に慣れられていない」ことが大きかった。来年も今年のままじゃダメよ。
カープは毎年大きな補強をしませんので、ここらへんのプロ2～3年目の選手に活躍してもらわないと勝てません。
辻とハルンはまだ若いとして、前川誠太や岡本駿にはバリバリ出てきてもらいたいですね。何となく一気にタイトル争いくらいまでブレイクしそうな予感はします。
あと去年のドラ2の 佐藤柳之介 ですね。こいつもこんなもんじゃないはずです。去年の今頃、私は「柳之介は中日の金丸級だ」と吠えていました。今もその気持ちは揺るぎありません。
金丸は来季のWBC候補。柳之介も負けてないっての。
滝田と杉田も凄いタマを投げてる。マエケンの枠が空いたので杉田を支配下に上げよう。
10年目の選手たち
最後にがけっぷち選手の話もしたい。
来年9年目の遠藤、10年目のアドゥワ、8年目の林晃汰。
こいつらの同期入団が奨成、坂倉、小園です。プロ野球全体で言えば村上宗隆、山本由伸、小園海斗。
世代トップになる選手は1人だけですから、なれなくてもいいんだけど、プロで10年近くやってればせめて5000万円プレーヤーくらいにはなってほしいよね。
遠藤1800万、林1200万。アドゥワも3400万からダウンして2900万。
来季ブレイクしないとも言い切れませんが、こいつらの話は現役ドラフトが終わってからにしましょうか。
西武の中村祐太(30)は今季1500万から来季2000万にジャンプアップ。プロにはこういう生き方もあります。
オコエ瑠偉(28)は巨人を退団。海外でプレーしたいかららしい。こういう生き方もある。
どうでもいいけど中村祐太とオコエ瑠偉は高校の先輩後輩である。