2024.9.16(月)
広島 2-11 DeNA マツダ
運命の7連戦が終わりました。
私は「3勝4敗ならまだ優勝できる」と見ていましたが、結果は1勝6敗でした。
これで首位巨人とは5.0ゲーム差。同一カード3連勝では追いつけなくなりました。
つまりこれはカープの自力優勝が消えたことを意味します。
森下3連敗
森下3連敗。
まあいいよ。お前で負けたら仕方がない。
2回に一挙5失点しましたが、その後3～5回をよく抑えたよ。いつもの森下だったよ。
5回裏に打順が回ってきて森下交代。
点差が1対6でしたから、とても妥当なんですけど、私は森下に
「あと3イニング行かせてください！」
とかなんとか言ってほしかったです。
ベンチではその動きは全くありませんでした。
新井がいつも通り「ご苦労さん」と声をかけに来ました。
森下は大人しく「はい。わかりました」と頷くばかりでした。まあそれが普通です。
これで森下は10勝8敗、防御率2.44。
今シーズンはあと1回か2回、先発登板があります。
投球回数は現在140回。ギリギリ規定に乗ってギリギリ10勝9敗とかそんな感じなんでしょうね。今年も…
レイノルズとシャイナー
矢野と曾澤は今シーズンのカープ躍進を支えました。
矢野は規定打席に残り10打席。ゴールデングラブ賞もほぼ確実でしょう。いや、長岡も強いかも。
アツも今年は大瀬良と森下をリードして頑張りました。森下も8月までは防御率1点台でしたから、アツのリードもたいしたもんですよ。
たまに素人の方が
「外国人がいなくなったおかげで逆にカープは強くなれた」
と発言されていますが、それは完全な誤りです。
「主力が離脱して、矢野雅哉が成長した」
は真実ですが、主力が離脱してチームが強くなるはずありません。
レイノルズが4番サード、シャイナーが6番ファーストで機能していれば、カープはもっと楽に戦えたでしょう。
おっと、まだ今シーズンを諦めたわけではありませんよ。安西監督に怒られちゃいます。
矢野はよく頑張りました。
9月のエラー連発の原因は明らかに疲労です。足が動いてません。
40歳のお父さんが運動会でコケるのに似ていて、矢野の頭は「あのボールに追いつける」と思ってるんですが、矢野の足がついてこれてない状態。運動会のお父さん状態。ペナントレースの蓄積疲労です。
逆転優勝の確率
さて、残り15試合で首位巨人とは5.0ゲーム差。
ここからカープが逆転優勝する確率を計算してみましょうか。現在64勝59敗5分。
優勝ラインを76勝に設定すると、カープは残り15試合を 12勝3敗 で駆け抜けなければなりません。
コインを15回振って表が12回以上出る確率は 1.7％ です。
カープの力が勝率6割なら約2％の確率で12勝3敗できます。
2％というのはあくまで「カープが今シーズンを76勝以上で終える確率」です。
巨人がそれ以上勝てば届かないし、それ以下なら11勝4敗でも優勝できる可能性があります。
カープはヤクルト戦を多く残し、巨人は阪神広島DeNA戦を計10試合も残しています。
DeNAが巨人5試合、阪神5試合を残しています。
DeNAに頑張ってもらってる間にカープはヤクルトを飲む。
よってカープ逆転優勝の目は2％どころではないと思います。 10％ くらいあると思います。
さすがに10％は言い過ぎかな。でも8％はあるだろう。
カープの「他力優勝」はまだ消えていませんよ。
改造すべきはブルペンか？
今日は移動日。試合はありません。
森下を先発ローテから外すわけにもいかず、中6日でまた中日戦に行ってもらいましょう。
森下も打たれ、島内栗林も打たれ、中村奨成は登録抹消。どうすりゃいいんだ、今週は？
詳しいことは明日また考えたいと思いますが、先発ローテはいじりようがないですよね。
4本柱、玉村、アドゥワ、森の7人でここまで来ました。
常廣やノムスケを抜擢するのはギャンブルだと思います。黒原拓未はブルペンに必要。
先発ローテは既存の7人でやり繰りしましょう。
打線もいじりたくなりますが、一年中ずっといじくり尽くしてきたので、もう新しい手は残ってません。
4番野間もやったし、4番上本もやった。4番矢野にしたところで大差ありませんよ。
カープが何かを変えるとしたら、それは ブルペン でしょうかね。
リリーフなら割と「見たことないから」が通用する世界です。
ここに常廣をはめたり、コルニエルや益田をはめたりできないかな。
先発は5回まで。6回からブルペン勝負。
キャンプの頃から私が提唱してきたキャッチャー2人システムを敷けば、いつでもブルペンを9人にできます。
矢崎と益田は今すぐ呼べる。抹消するのはイソとアツ。
私は「ベテラン捕手が必要ない」と言ってるのではありませんよ。「リリーフの枚数を増やす必要がある」と言っているのです。
「坂倉が試合中に骨折したらどうすんだ！？」
イヤ、骨折なんか滅多にしないって。
去年の失速を思い出せ。去年もCSでは先発を5回で降ろして6回からリリーフ勝負してました。
オリックスなんかしょっちゅう先発投手を4回で降ろしてましたし、阪神は一年中ずっと「捕手2人システム」です。
暑い夏は投手の人海戦術で乗り越えるべきじゃないか？
つづく…
