エスコンフィールドで感じたイヤな予感

2025.6.13(金) 

日本ハム 2-6 広島 エスコン 

カープが先制して中押し&ダメ押し。森下暢仁が完投勝利で5勝5敗。昨日はセリーグほぼカープの一人勝ち。

結果はいいことづくめなんですが、私は イヤな予感 しか感じない勝ち方でした。

 

大盛と田中広輔

大盛。5打数2安打1打点。

1番センターでスタメン。私は「新井、やめとけ」と思いましたが意外な大活躍。

特に大盛が伊藤大海のストレートを打った「左中間」への特大ホームランは昨日の試合を決めた貴重な一発と言っていいでしょう。

「大盛が伊藤大海から打った左中間のホームラン」

なかなかのパワーワードです。

 

田中広輔。4打数3安打1四球。

2番サードでスタメン。4度出塁とファインプレー。

唯一凡退した3回表の見逃し三振も伊藤大海に球数を投げさせて、ジャブとして有効だったかもしれません。次の4回表にカープは2点取りましたからね。

要するに田中広輔は昨日、大活躍したということ。

 

私はこの二人を「二軍に落とせ」と考えてきました。

もっと攻撃力のある選手をベンチに並べて試合に出すべきだと。その選手とは田村、二俣、林晃汰など。

しかし守備力ナンバーワンの大盛と、味わい深い打撃の田中広輔が大活躍したことで、チーム内の序列が大きく変化した と思うんですよ。

 

要するに大盛と広輔の優先度が大きくアップし、二俣と林の出番が1ヶ月ほど先送りになったのではないかという予感です。

林だって二軍で何もしてないわけじゃないんですよ。5本塁打と打率.300打ってるんですよ。

後述しますが、今日の相手は左腕の細野です。大盛田中の12番コンビを解体して右打者を出すのか?

私は出さないんじゃないかと思います。出せねーよ、こんなに大活躍されるとよ。外しちゃいけない活躍でしょうが。

 

よって今日はDH小園とかおかしなことをやりそうな気がする。

イヤな予感。

 

森下暢仁と栗林

森下暢仁。9回2失点。

立ち上がりは抜群でした。今季一番ストレートの威力がありました。制球もOK。石原貴規のフレーミングも元気いっぱいでした。

ところが7回裏から少しずつボールが高くなり、森下は無失点で抑えるんですが、下位打線に球数を投げさせられて最後は2死13塁まで作られました。

それでもカープが5点勝ってて、森下の球数96球。7回1失点。

私の考えは

「まあ8回は当然行くだろう。完投するかどうかは8回の内容次第」

でした。

8回裏は先頭打者の1番水谷瞬にいい当たりのセンター前ヒット。

続く2番五十幡がセカンド正面のゴロでまさかのゲッツー。五十幡君は自分の立場を理解していない。5点負けててフルスイングするのはレイエスや万波の仕事です。

とにかく五十幡の打球は速かった。セカンド正面。俊足の五十幡がゲッツーになったという事実だけで打球がいかに強かったかがわかると思います。

要するに8回裏の森下はタマが高くてコースも甘くなり始めていました。左の五十幡にアウトコースのストレートを引っ張られて強い打球を打たれました。2死無走者。

 

3番清宮はデッドボール。

当たった清宮の方が「よけられなくてスミマセン」と言ったほどの死球でした。私は「ストライクだろ!」と思いました。

とにかく死球で2死1塁。カープは5点勝ってます。

 

8回裏6対1、2死1塁。投手森下、打者レイエス。

この日のレイエスは

「え、これでホームラン13本も打ってるの?」

と感じたほど、ひ弱く情けないスイングでした。

森下に合わないだけならいいんですが、あまりそういう感じもなかった。森下ほどオーソドックスなフォームの投手はいませんからね。

この日のマスクは石原でした。石原はレイエスには特にカットボールを多投しました。このカット攻めでレイエスは打撃を崩したのかもしれないですね。

 

とにかく森下。レイエスを打ち取りスリーアウトチェンジ。球数106球。

私なら森下をここで降ろします。理由は

・先週120球投げてること

・9回表のカープの攻撃が守備要員の上本堂林で淡白に終わったこと

・相手投手・山本拓実の気合溢れる投球が日本ハムに最後まで諦めるなというメッセージを送ったこと、

・エスコンフィールドの日本ハムファンが誰一人帰らず、1回表と同じテンションで応援し続けていたこと、

などの理由から、イヤな予感がしたからです。

 

が、森下は出てきました。

9回裏の日本ハムの攻撃を30球かけて1失点に抑え、見事9回2失点の完投勝利。5勝目。

驚いたのは「ブルペンで誰一人肩を作っていなかった」ことです。

エスコンフィールドは昔のラッキーゾーンみたいに客席からブルペンが見えるんですよ。

「いや、確かに5点差あるけどさぁ…」

完投大好きな私ですが、森下も毎週金曜日に長いイニングを投げてくれていますし、今日も序盤は伊藤大海との投げ合いで0対0でしたからね。

私が「今日の森下は調子が良い」と見ていたのは、実は飛ばしていただけなのかもしれない。

 

私は新井の「完投応援スタイル」を支持します。

支持しますが、栗林もここんとこ1週間1試合程度しか投げてないんですよ。気楽な場面で栗林をお試し登板させてもよかったと思います。

 

伊藤大海とレイエス

日本ハムの気になったところも書きます。

気になったところというか、ハッキリ言って イヤな予感 がしたところです。

 

伊藤大海。6回6失点。

たまには伊藤大海だって打たれることくらいあるでしょう。

私が気になったのはそこじゃなくて、伊藤大海がダルビッシュにそっくり過ぎる ことです。

私もダルビッシュを尊敬していますし、若い頃は好きな選手のマネをして打ったり投げたりしていました。

しかし伊藤大海の物まねはそっくり過ぎる。マネ過ぎ。似すぎ。

 

投球フォームが似てる。

投げ終わった後のフォロースルーも激似。

ここまではまだいい。

「大人のエースのすることかよ…」

と思いますが、ここまでなら伊藤の気持ちがわからないでもない。

 

問題はこの後です。

「ボール交換してくれ」

のジェスチャーもダルにそっくり。これはやり過ぎ。

ヒゲと髪型もまるっきりダルだし、ベンチに寄りかかる雰囲気や話し方もダルにそっくり。これはキッパリ言って

やり過ぎ

です。

 

伊藤大海はダルビッシュ二世なのか?違うだろう?

お前は伊藤大海一世になりなさい。私だってダルビッシュを尊敬してますが、それとこれとは話が別でしょう。

 

レイエス。4タコ。

上体だけのひ弱なスイングも気になりましたし、2打席目以降は2~3球でアウトになりました。

この「2~3球でアウトになった打球」が火の出るような打球なら話はわかりますが、3打席ともナヨナヨっとした情けない打球でした。まああのスイングじゃ当然そうなるんですけども。

レイエスは現在パリーグの本塁打王13本。2位万波12本。3位の山川で9本。

レイエス万波コンビはけっこうぶっちぎりのホームラン王です。現時点では。

だからハムは首位をひた走る。私もマークしてたんですが、昨日のレイエスはスカタンで万波はベンチでした。助かったぜい。

 

本日のゲームプラン

床田 vs 細野。

細野って去年のドラ1のあの子か? 一軍先発はまだ早いんじゃね?

カープの打順はどうなるか?1番2番が奨成キクなのか、大盛広輔なのか?

意表をついて「タナキク」かもな。新井はノスタルジーも好きだからね。

私なら「大盛広輔」を継続します。奨成を出してほしいが、あれだけ活躍されたら大盛を外す理由がありません。

 

キクのスタメンも濃厚。サード田中、セカンドキク、ショート矢野、DH小園。見たくねえなあ、コレ。新井はやりそうだなあ。

DH坂倉は昨日だけでしょう。たまには坂倉にも休みが必要ですからDH起用にはイラっとしません。打順6番にはイラっとしてます。

 

昨日5番小園と6番坂倉が右中間に連続三塁打を打ちました。伊藤の失投ですが、しっかり仕留めました。昨日の勝因。

んで同じようなところに打球が飛んだんですが、エスコンフィールドの右中間の広告にひらがなで

まつおかまん

と書かれてあったんですよ。

 

「何これ、中華まん? ひょっとして文字並べ替えクイズ?」

とか考えてるうちに、小園と坂倉がさっさと二塁を蹴るのでよくわかりませんでした。

モンテロの二塁打の時もチラッと映りました。私はたいへん気になります。

今日もあそこを狙い打ってほしい。気になるもん。

今日の目標は「まつおかまん」です。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感