2020.6.9(火) マツダ
広島 8-1 阪神
昨日は「先制→中押し→ダメ押し」に「今村→中﨑→スコット」で7~9回を零封。
へえ、こんな野球もできるんだあ。
知らんかったわ。
久々すぎてこういう試合運びを忘れてました。笑
とは言え中﨑はボールが高くてまだ心配。今村の球は力がありました。スコットは相変わらず逆球で謎の零封。
スコットは案外一軍で使えるかもしれないな・・・
理由は明日ブログに書きます。それよりまた巨人の原がおかしなことをやり出したので今日はそっちを書きます。
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一軍選手枠の拡大
先日、一軍登録選手数29人→31人、ベンチ入り25人→26人に拡大することが正式決定されました。
今シーズンの日程(6/19~7/23)を見ると6連戦が中心でそこまでタイトな日程だとは思えません。
ホントに枠を広げる必要はあるのでしょうか?
確かにコロナ禍の今年は特別なシーズンです。
ですけど選手の疲労度は「通常の1割増し」くらいじゃないでしょうか。あの日程の組み方だとね。
とは言ってもこの先、現役選手からコロナ感染者が出ないとも限らないし、7/24以降は例の13連戦が組まれる可能性もあります。
通常の1割増しの疲労度ならば一軍の選手枠も1割増し。これはまあいいか。
問題はその次である。
今朝のニュースでは外国人枠の拡大も濃厚とのこと。
これはイカン。やっちゃダメ。また原辰徳の陰謀だろ。
枠を拡大すると野球が変わる
ベンチ入りを25人→26人にするだけでも野球って結構変わりますよ。
中継ぎ投手をたくさん入れて小刻み継投がますます可能に。試合時間が延びます。
私は試合時間が延びるの全然キライじゃありませんが、投手交代をたくさんさせておいて、時短を理由にワンポイントリリーフを禁止するのは間違ってると思います。
特にパリーグは代打機会が少ないため野手を減らして、リリーフ投手を9人揃えるチームが普通です。
これが今年は10人になります。リリーフ10人ですよ。11人のチームも出てきますよ。
F栗山監督がまたマシンガン継投をやりそうだなあ。
まあそれはいい。今年は特別。
問題は外国人枠の拡大。私はこれに絶対反対です。
外国人枠撤廃はマネーゲームを招きます
ヨーロッパサッカー界では1990年のボスマン判決以後、EU圏内の選手は外国人と見なされなくなりました。
これによって2000年以後、ヨーロッパサッカー界はデカいチームだけが勝ち続けるといういびつな構造がさらに強まりました。
サッカー界にはドラフト制度がないのでもともと金満チームが優位でしたけど、外国人枠撤廃でさらに加速しました。
スペインではこの20年間、バルサとレアルの2チームだけでほぼリーグ優勝を独占しています。
MLBはどうか。
MLBに外国人枠はありませんが優勝チームは結構変わります。
その理由は戦力均衡と言うよりもオーナー企業が変わるから。
オーナーの財力によってチームの強さ弱さが変動します。
世界中の一流選手をかき集め、パワーとパワーのパワー勝負。実にわかりやすいエンターテイメント。
それに比べてNPBの外国人枠は「一軍登録4人が5人になるだけ」です。試合に同時出場できるのは従来通り3人のまま。
「そんなに大した影響はないだろ」とお考えの方、それは甘いですよ。
巨人は今から新外国人を獲ってくる
巷ではDeNAが有利だ、阪神が有利だって騒いでますけど、私は外国人枠拡大で最も有利になるのは巨人だと思います。
現状ではパーラ、メルセデス、サンチェス、デラロサの4人。野手1、投手3。
もし外国人枠が「野手1人、投手4人」に拡大されれば、巨人は外国人3人でローテーションを回せることになります。
メルセデス、新外国人、新外国人。
ヘタすれば巨人は2人の先発投手を獲るかもしれない。
私は3月の時点でサンチェスの先発は厳しいと書きました。
原辰徳はコロナのドサクサに紛れてこっそり外国人枠を拡大しつつ、先発ピッチャーをアメリカから獲ってくるかもしれません。
なにせアメリカも今は野球がなく、空前の買い手市場。
私は巨人は必ず新外国人を獲ると予想します。
巨人は伝統的にルールを変えてきた歴史があるからです。
まあ読売新聞社にそんな力はないかもしれませんが。ナベツネさんも93歳かあ・・・