2022.6.25(土)
DeNA 4-5 広島 横浜
今日はカープの話をします。笑
私の坂倉将吾が1ヶ月ぶりにスタメンマスクをかぶりました。んでしっかり森下暢仁をリードしました。
さらに嬉しかったのは8回9回も抑え捕手を出されずにシビれる1点差を最後まで坂倉で乗り越えたこと。
ベンチからの信頼も一段増したでしょうね。サード羽月にもタイムリーが出たので、
「いよいよサード羽月とキャッチャー坂倉で反撃体制だ!」・・・と行かないところが佐々岡野球でございます。
盛り上がってるとこ悪いんですが、今日は坂倉を褒めて、サード羽月に文句を言います。
6月の心境
坂倉は6月4日のオリックス戦以来のスタメンマスクです。
この時の相棒も森下。8番サードには田中広輔が入りました。
対戦相手はオリックスの山本由伸でした。森下はあっぷあっぷでしたが、坂倉のリードでなんとか7回まで1失点で粘り、2対1と1点リードしていました。
球数100球を超えて8回のマウンドに向かい、マクブルームのフィルダースチョイスと森下の逆球で2失点。3失点で敗戦投手となりました。
その試合の記事がこちら。記事タイトルは「兆し」
「負けたけど清々しい試合だ。カープはこの戦いを続けるべきだ」と私は書きました。
しかし佐々岡は以後3週間、坂倉にマスクをかぶらせることはありませんでした。この間、交流戦で2勝5敗、ヤクルト戦で3連敗。
この3週間で私のカープ熱はグングン冷えていきました。3週間のスタメンは連日3番DH松山、9番キャッチャー會澤。羽月は2軍で外野を守っていて、中村奨成は第3捕手なのでずっと試合に出られません。
この3週間、私は巨人の先発投手がKOされることを心の頼りに生活していました。
坂倉の守備
んで唐突に昨日、坂倉将吾がスタメンマスクです。
3週間ぶりの捕手なのに坂倉のリードは冴えに冴えていました。キャッチングはちょっとね、ブランクから2~3球おかしなのがありました。
結果から言えば森下は7回9安打4失点(自責4)。1ヶ月ぶり5勝目。
昨日の森下はまずストレートがミット通りに来ませんでした。5球に1球しかミット通りに来ない。5回以降、ミット通りははたぶんゼロでした。
ならば坂倉、変化球を投げる。カットとチェンジアップは2球に1球ストライクが入ります。カーブは全10球投げて全部ボールでした。
ハイ。
あなたがキャッチャーならどうしますか?
坂倉はなんとストレート中心に投げさせました。
ストレート中心はちょっと言い過ぎですかね。
正確には「ストレートをしっかりと見せながらチェンジアップ中心で投げた」が適切な表現ですかね。
DeNA打線は早いカウントから低めのチェンジアップに手を出してくれました。
理由はDeNA打線がストレート一本狙いだったからではありません。
理由は坂倉がしっかりとストレートを投げさせていたからです。
構えたところに来ない球を要求するのは勇気が要ります。しかしカットとチェンジアップだけではピッチングになりません。坂倉は勇気を持ってストレートを要求しました。
DeNAのバッターには森下のまっすぐがミット通りに来ているのか来ていないのかがわかりません。坂倉はたぶん口でも色々DeNAを幻惑してたと思います。逆球なのに「ナイスボール!」とか言って。でないとDeNAがあんなにチェンジアップ振りませんよ。
誰も見てないでしょうが、坂倉フリークの私は坂倉が右打者のインコースにストレートを要求する時、ミットの構え方をちょっぴり変えた場面を見ました。森下のストレートがシュート回転するので、なんとか右打者のストライクゾーンで1球だけでもカウントを取りたかったのでしょう。DeNAにインコースもあるぞと思わせないとチェンジアップを振ってくれないからです。
私は昨日の坂倉のリードだけで6時間くらい語れます。が、今日はやめときます。笑
序盤にサード羽月、ショート上本の度重なるフィルダースチョイスで3失点。森下の制球も定まらず先頭打者への与四球も2個。合計7回4失点。被安打9。
でも球数はこれでも99球です。7回9安打されて99球。
山本由伸と投げ合った試合も逆球祭りでしたが7回2/3を109球です。坂倉のリードを超アバウトに解説すると球数が少ないのも特徴です。
羽月と上本の守備
さてここからは羽月と上本の守備をディスります。
と言っても批判の対象は選手ではなく佐々岡監督です。あと東出。
私が守り勝つ野球を標榜し、「捕手坂倉で戦え!」とシーズン前から叫び続けていた時、サードの候補は林晃汰、堂林翔太、田中広輔、羽月隆太郎、二俣翔一でした。
だから昨日の8番サード羽月は嬉しかったのですが、羽月はフィルダースチョイス気味のプレーとイージーなサードゴロを送球エラーしました。
実は羽月のサードとショートはもともとエラーが多いんです。本職がセカンドなので仕方ありません。羽月の外野もあんまり上手くなってません。
ここで私が文句言いいたいのは、羽月が今年2軍でサードを全く守ってないことです。3月4月にちょろっと守っただけで、5月6月は外野メインの起用法でした。サードスタメンは完全にゼロです。
これは高信二2軍監督の意向ではなくて、おそらく佐々岡と東出の意向だと思います。羽月を外野で使えと。
羽月のサードがヘタなことはわかっていた話ですから2軍で練習させないのも一理あります。しかしそれなら一軍で行き当たりばったりな起用はしないでもらいたい。
私は去年から「羽月にもサードを守らせろ!」と言ってきました。キクがいる間、羽月は試合に出られないからです。
しかしカープはやって来ませんでした。んで昨日いきなり1軍のサードでスタメン。こないだの持丸のスタメンも同じこと。思いつきで行き当たりばったり。
コレじゃ巨人のアホ野球なんですよ。井納翔一を穫ってきてすぐにクビ。
育成選手を100人獲ってきて全員クビのアホ野球。
カープはスカウトさんが選手を厳選して、それを計画的に育成して、主力として1軍に送り込む賢い野球。
それが佐々岡体制になって以降、完全に機能不全に陥っています。
佐々岡の初手は藤井皓哉をクビにしたこと。2手目が菊池ヤスではなくスコットを抑え起用したこと。
3手目がドラフト戦略です。佐々岡は3年間のドラフトで高校生を6人しか指名していません。その分大社が13人です。
この13人の割を食っているのが現在の中村奨成であり、坂倉将吾であり、高橋昂也であるわけです。
黒原も森もケンティーも好きですよ。だがカープの補強ポイントはそこではありませんでした。この話も佐々岡がクビになったらじっくりやりましょう。
サード羽月が準備不足ならショート上本も準備不足です。
上本はキャンプから「内野はイヤだ」と冗談ぽく言っていて、今年は3月4月にサードを守り、8試合で3失策を記録しています。
以後上本のサードがなくなったと思っていたら、今度はショートで出始めた上本。実は昨日まで「上本のショートは案外見られるな」と思っていたのですが、昨日の試合ではミスを連発。ゲッツーを3個くらい取り損ねました。森下の球数を激増させた守備です。やはり上本のショートは怖いです。
ただコレも上本が悪いだけではなくて、たぶん上本ってキャンプでショートをほとんど守ってないと思います。これまた準備不足。
正ショートの小園が打撃不振で、上本が打撃好調。
「サードの選手が打てないからサード坂倉」と同じ構造です。
こういうアホチームを私は応援できないです。
落合博満がいるのに清原和博とマルちゃんとペタジーニを穫ってくる。
レフトマルチネス、ライトペタジーニ。落合博満は日本ハム。
チーム編成も何もナシのアホ野球。育成無視。ほしいほしい病で行き当たりばったり。
佐々岡野球はコレなのです。奨成を使わずケンティーを穫ってくる。末包昇大は今2軍です。24歳のこの3人の右打者を今後どうやって育てていくのか。
まとめ
ってことで私は佐々岡の3年間に大いに不信感を募らせています。
今日も坂倉はサードでしょう。奨成と羽月はベンチです。特にアツがスタメンになると奨成は代走にすら出させてもらえなくなります。また10日間試合に出られません。んで代打で打て、代走で走れ、はムリです。「みんな一生懸命」は一般論です。薄っぺらいマニュアルです。人間は生きてます。試合に出られない選手は腐っていきますよ。
私だって補欠生活が長かった。1ヶ月試合に出られないで集中なんかできないです。プロプロって言いますが、お前らだってプロだろ。ミスしたことないのか?なんで野球選手だけがプロの厳しさで、会社員はゴメンで済むんだ?
とにかく佐々岡は交流戦とヤクルトにボロ負けで阪神とDeNAには19勝1敗らしい。
ホント極端です。実に佐々岡らしい。笑
坂倉で1勝するのは当然です。しかも森下vs濱口。抑え捕手を出されなかったことと悪い森下をしっかりリードしたことは嬉しいです。
だがショート上本、サード羽月を思いつきでやったことには怒りを感じています。
サード羽月は継続してよい。羽月は伸びるし坂倉を捕手で使いたいから。
だがショート上本は絶対ダメ。4番マクブルームもちょっと考えどころに来ています。堂林と日替わりでいいかもしれません。