2021.3.10(水) オープン戦
阪神 9-3 広島 甲子園
今日は妄想です。記事の半分はウソで半分は本当です。
カープのクローザー争いはここからが佳境だと思います。
フランスアが前半戦絶望
フランスアが右膝半月板除去手術を受けました。
例によってカープ球団からの発表はこれだけ。全治1ヶ月とか前半戦絶望とかは全部マスコミの予想。
フランスアの手術は3月9日で五輪休みが7月15日~8月12日。
フランスアの復帰は8月12日以降となるでしょう。前半戦90試合を消化して、後半残り53試合というタイミング。(雨天中止ゼロの場合)
10試合で1ゲーム差縮められるとして、この時点で「5ゲーム差以内の2位」にいればフランスアが復帰して追い上げの切り札になるかな。首位との差が「6ゲーム以上」だったり「5ゲーム差の3位」だと2チームを抜かないといけないので、2ヶ月では時間が足りない気がします。
佐々岡監督が言うように、フランスア抜きで戦う準備をしないといけないですね。
なぜ開幕直前に手術したのか、なぜオフや隔離期間に半月板の損傷を見付けられなかったのか?
これらも永遠にミステリーでしょう。選手のコンディション情報はいつもずっと闇の中。これがカープの球団方針です。
ま、巨人のどす黒い闇よりずっとサワヤカです。寂しいけどこれぐらいガマンしましょう。
「5ゲーム差の2位」よりもっと上にいたって良いわけですよ、もちろん。
その時、ロッカールームでは
塹江
おおーーいケムさん、たいへんだよ!
ケムナ
どったのホリリン?
塹江
フランキーが手術だって!
ケムナ
マジ?ヤバいな。
塹江
9回は誰がやるんだろ。俺はこのまま8回がいいんだけど。
ケムナ
そうね、お前左に強いからセットアッパーだろうな。とすると9回は俺かクリリンだな。
塹江
競争ですかね?
ケムナ
だね。
栗林
ケムさん!
ケムナ
おお、お前も聞いたか?
栗林
ハイ。今そこで大道と一緒に聞きました。
ケムナ
広島に帰ると忙しくなるぜ。
栗林
そっすね。オレ9回を投げたいっす。
ケムナ
ちぇ、生意気言いやがって。笑
森浦
・・・・・
ケムナ
うわ、ビックリした! 黙って背後に立つんじゃねえ!
森浦
あの・・・
ケムナ
なんだよ?
森浦
いえ・・・・
ケムナ
誰か通訳呼んでこい。
栗林
西村さん?
大道
クーちゃん?
ケムナ
違う!トモキだよ。石原貴規。
栗林
なるほど。すぐ呼んできます。
・・・・・・
石原
「ボクも9回を投げたい」って言ってます。
ケムナ
マジか。存在感薄いくせに・・・
クローザーって熱血漢が適してるんだろ?
石原
一概にそうとも限んないっすね。森浦の憧れの岩瀬仁紀さんもクールな人でしたし、猛さんも9回を投げてましたし。
ケムナ
そう言われればそうか。ポーカーフェイスのクローザーもアリっちゃアリか。
石原
僭越ながら森浦は捕手も指名してきてますね。
ケムナ
なに?捕手?
石原
「抑え捕手」ってヤツです。
ケムナ
「大洋の佐々木さん&秋元さん」とか「中日郭源治さん&大石さん」みたいなコンビか?
石原
ボクそんな大昔のこと知りませんよ。
ケムナ
オレだって生まれてねえよ。一般論だろうが。
石原
とにかく森浦はボクと一緒に9回を投げたいそうです。
ケムナ
そうか、わかった。オレもできればクローザーをやりたい気持ちはある。
オレと新人3人の争いになりそうだな。
石原
負けないっス。
森浦大輔の独特の「間」
昨日の試合後、佐々岡監督は「二人とも落ち着いてきた」と、ともに1回無失点の栗林と森浦を評価しました。
私も見ていて8回の栗林には非常に安定感を感じました。90点を与えたいと思います。
7回のケムナは1失点。阪神のホケツに簡単に犠牲フライを打たれました。調べてませんが、私の記憶ではケムナは昨日が対外試合5試合目で失点したのは2試合目です。5試合のうち三者凡退はゼロで、先頭打者を出したのも3試合目です。
今のケムナはボールが高い。真っ直ぐが高めに抜けてるので自慢の「角度」が活きていません。カーブとフォークでごまかしている状態。ちょっと心配。60点。
塹江は一昨日投げて95点・・・イヤもう100点でいいわ。完璧です。5球で内野ゴロ3つ。三凡。5球でバット2~3本折ったんじゃないかというくらい強烈な内角真っ直ぐでした。152km。
んで森浦大輔ですが、昨日はホントに石原貴規と組み1回無失点2三振。
ものすご・・・
スゴかったです。
ホレました。
ホレてまいました。
これも調べませんけど「森浦-石原コンビ」は昨日が対外試合初コンビだと思います。
大学のチームメイトだからって森浦のコマンドが急上昇するワケではないでしょうが、昨日の森浦のコマンドは実際スゴかった。ミットに吸い込まれる軌道に迫力がありました。
そしてこの天理コンビは様々なワザを駆使して相手打者を幻惑します。
森浦は野村祐輔と違ってツーストライクまではわりとアバウトにゾーンへ投げます。
カウント球はコースよりも「間」を使って投げるイメージ。
投球テンポを変えたり、球種で緩急使ったり。
石原貴規は森浦のカーブを使うのが上手い。3年間バッテリーを組んでただけのことはあります。
2者連続三振の後のvs北條。
初球スローカーブでストライク。カウント0-1。
石原は2球目にウィニングショットを要求。右打者へのチェンジアップ。
(※私は森浦のチェンジアップをシュートだと思ってますけど、ここではチェンジアップで行きます)
<1>これが低めに落ちすぎてワンバウンド。北條見逃し。1-1。
<2>石原は新しいボールを素速く返し、森浦もいち早くセットに構える。
<3>3球目はスローカーブ。真ん中ストライク。これに反応できる打者はいないんじゃないかな? 1-2。
上の<1>~<3>は16秒でした。投球間隔のタイムを計ったのは初めてですが、かなり速いテンポだと思います。
1球目と2球目の間も16秒でした。2球目3球目の間隔も同じ16秒。
このタイムは「打者北條がバットを構える時間」で計っています。
んでいよいよ4球目。ここで森浦がナゾの2秒間を使いました。18秒で投げました。
私の妄想かもしれないです。でも何か時空が歪んだような「イヤな間」がありました。
打者目線での「イヤな間」です。投手がサインを見る時間がちょっと長い。
森浦と石原だけのサインがあるんじゃないかな?
この場合だと「2秒待て」っていうサイン。
この2秒の間に北條は余計なことをちょっと考えたと思います。真っ直ぐかなチェンジアップかな?
んでもっと重要なことは北條が「自分で悩んだこと」に気付いていないこと。2秒がしれっと流れているのです。
4球目は必殺スライダー。
めちゃくちゃ気持ちいいサードゴロ。
内野練習で小学生にノックしてあげたくなるような、気持ちいいサードゴロでした。
なるほどわかったぜ。森浦がノーワインドアップではなくセットポジションで投げるのも「間」を使いたいからですね。間違いない。
んでセットから始動した後、グラブを顔の高さで一度止めます。
この動きは岩瀬仁紀に憧れてるからだと思ってましたが、たぶんコレも間を使うためですね。
セットの始動タイミングをズラしてみれば、グラブを制止する時間もズラせる。だから足を上げるタイミングもズラせる。
当然他の投手のようにクイックも混ぜて、スローカーブによる緩急も使える。
気が付けばバッターは泳いでいる。差し込まれている。
いわゆるタイミングが合わない投手。
アツもイソも森浦の間を引き出せるでしょうが、やっぱり一番森浦に合う捕手は石原貴規かもしれないですね。
オグリキャップに武豊。シービスケットにはレッドポラード。
ハイ、だから最初に言ったでしょ。
安直な妄想です。
でも「時をかける森浦」を一番最初に言ったのはオレですよ。笑
ペンタゴン&ブラックホールの「四次元殺法コンビ」も天理コンビのイメージです。
優勝候補のマッスルブラザーズを大いに苦しめた名勝負でした。若者はお父さんに聞きなさい。お父さんでも知らないか。笑