阿部慎之助が退場!徹底解説します

2025.7.2(水) 

阪神 1-0 巨人 甲子園 

8回裏0対0、2死12塁。打者大山、投手田中瑛斗。

打者大山の打球は平凡なショートゴロ。だが打球がイレギュラーして泉口が弾く。

泉口はカッコつけてボールを追わない。セカンド吉川がボールを拾う。吉川はよくぞ来ていたと思う。

  

森下の全力疾走

2塁走者森下はショート正面のゴロなのに3塁へ全力疾走していた。昨日は湿度が高くクソ暑い。森下自身の打撃の状態も悪い。

森下は5月の月間打率が.230。6月は.220。それでも毎日3番を打たされて得点圏では凡退続き。守備位置もレフトとライトをコロコロさせられている。

私が森下なら2死12塁で真正面のショートゴロに全力疾走などできません。ダラダラしてテレテレ走ります。先にショートの前を通過してショートの邪魔をできるような打球ならともかく、大山の打球はけっこう速かった。森下はテレテレ走って良かった場面だと思います。

 

しかし森下は敢然と3塁へ全力疾走していました。少し見直した。

「ボールよ跳ねろ!泉口落とせ!」

森下はそう念じながら走っていました。んでマジでポロった。

阪神の3塁コーチャーはもっと強く念じていました。

「泉口よ、大きく弾くかトンネルしてくれ!」

 

念じるのは自由です。みんなやってます。平凡なフライでも選手やコーチは「落とせ!」と念じながら走るものです。

その「念じ度」と「全力疾走の本気度」は正比例します。

「どうせアウトだろw」

と思ってるヤツの全力度は50%。こういうチームは「勝てればラッキー」と考えているチームで通称「弱いチーム」です。

強いチームはいつでもどこでも「落とせ!」と思いながら100%の走塁をサボらない。暑い夏場で全力疾走やベースカバーをサボらないチームが結局強い。エラーは仕方がありませんが、エラーした後にすぐボールを追わないチームは弱い。

 

森下のスライディング

阪神の念が通じて打球はイレギュラーしました。ショート泉口は大きく弾きました。記録はヒット。なんだよ、捕れるよ。

この瞬間、阪神の3塁コーチと森下はホームを狙います。

3塁コーチは泉口がボールを見失っているのを見て腕をグルグル回しました。

 

その前の段階で森下は

「やった!弾いた!」

と思いながら、外へ膨らんでいきました。

森下は

「行かせて!秀太さん!」

と念じながら、ホームを狙っていました。 

3塁コーチと森下の感覚は「ほぼ同時」だったと思います。同時に「ゴー!」を判断したと思います。森下には打球が見えていませんが、3塁コーチの腕グルグルを期待しながら走っていました。

 

こないだの中日v広島戦で中日が9回裏2死13塁でダブルスチールを仕掛けて失敗、ゲームセットとなった試合がありました。

私はあの時「結果はアウトだがいい作戦だ」と思いました。

中日は1点負けていました。そこでイチかバチかのホーム突入。

阪神は0対0の同点でした。次のバッターが4番でも阪神はホームに突っ込んだと思いますよ。

 

森下はもっとラクにホームインできると思ったと思います。森下には打球が見えてないので、思ってないかな。

泉口は大きく弾いて打球を追うのを一瞬やめました。吉川が来てなければ森下は楽勝でホームインできていました。

だが吉川はちゃんと来ていた。立派です。

しかし送球が良くなかった。ベースから3塁寄りに投げなきゃいけないのに、1塁側へ大きく逸れた。

 

キャッチャーの甲斐拓也は追いタッチで森下を狙う。

森下は右手を引っ込めて左手を出してまた右手を出して、必死のパッチでした。

球審のジャッジは「アウトー!」私のジャッジも当然アウトです。 

 

アピールもせずすぐに引き下がる森下。正直なヤツです。自分でアウトなのが分かってます。

だが藤川球児が出てきてリクエスト要求。私は試合のハイライトを見ただけなので、このへんの微妙な空気感はわからない。

 

アウトとコールされた森下は正直に悔しがっていました。「アウトかあ…」と感じていました。

試合後に甲斐拓也は「絶対先にタッチした。自信あります」と語っています。日刊スポーツ

私はこのプレーを アウト だと思ってます。別に甲斐の話を信じるわけじゃないけど、球審がジャッジして一旦アウトなら、それを覆す映像がないとジャッジは覆りません。

上のハイライト動画を見る限りでは、ジャッジを覆すほどの根拠にはなり得ません。阪神有利のジャッジだから事なきを得たけど、これが逆で巨人が1対0で勝ってたら死人が出るほどの騒ぎですよ。今は令和だから出ないかも知らんけどさ。

 

私はタッチをかいくぐるプレーがあまり好きではありません。

同時のタイミングで全力で走りながらキャッチャーの追いタッチをかいくぐるのは気持ちいいよ。でも完全アウトのタイミングをごちょごちょっと動いてセーフに変える技術は美しくないと思います。イチローの八艘飛びも私はあんまり好きじゃないんですよ。

こないだも坂倉がタッチをかいくぐられて、里崎智也に「ベースで待ってりゃいいのに」と言われたばかりです。※参考記事

待ってても結局かいくぐられるんですよ。だから手だけでなく、腕、肩、腰、頭にもタッチできるように追いかけるべきなんじゃないですかね。私もタッチは苦手でした。

 

阿部監督退場

この判定に納得できないのが阿部監督。

リクエスト判定に抗議はできないのですが、抗議して責任審判から退場を宣告されました。

この退場がカッコ悪かったと話題になっています。

岡田彰布など「コレは恥ずかしいよねw」とバカにしていました。スポニチ

 

阿部の退場はジャッジが覆った瞬間にベンチを飛び出したものではありませんでした。

1点入って阪神が落ち着いた後に、投手交代を告げ、その時球審にボソボソ文句を言ったみたいです。

どうせ退場するなら昭和のように、球審に唾かけながら猛抗議してほしかったな。ベースを投げろとは言わんけどさ。

 

横にいた二岡も阿部を制することなく傍観。

阿部は静かに退場。二岡は傍観。

この二人って1990年代に裏金騒ぎで巨人に入団。由伸上原、内海野間口も同罪。

あの頃の巨人は黄金時代でした。まあカッコ悪かったねえ。

 

阿部の退場もカッコ悪かった。

広島出身の二岡は尾道出身の山本モナと東京の安いラブホテルでエッチして退団。その時台頭したのが19歳の坂本勇人でした。歴史の教科書にも載ってますよ。

 

カープのゲームプラン

森翔平vs中村優斗

注目の中村投手がカープ戦に初登板。たぶんオープン戦でも当たってないと思います。

カープが3連勝と言っても、打線は5試合続けて2点しか得点できていないのです。昨日の奥川ならもう少し点が取れたはずです。

 

右投手が相手でも2番末包は続けた方がいいと思います。2~6番に中軸の5人を並べるべきだと思います。

新井はどうしてもヤノキクの二遊間を使いたいみたいなので、それならせめて7番8番で使うべきで、2番などに上げるべきではありません。100歩譲って1番矢野は容認します。2番矢野は小技も使えないしパワーも足りないからです。

近代打球では2番に進塁打を打てるやつかタイムリーヒットを打てるやつを置くべきで、送りバントとカットしかできない矢野は2番に向いてないと思います。三振とポップフライが多すぎる。1番なら四球を奪える可能性はあります。盗塁もできるし。

 

1番矢野なら中村奨成は7番か代打になりますが、私はそれも悪くないと思います。中村奨成はタイムリーヒットを打てるからです。

1番奨成も悪くありませんが、私は奨成を 走者のいる場面で打席に立たせたい です。代打の切り札も重要な仕事です。相手は小園と末包にストライクを投げてこないので、塁が埋まったところでキク矢野に代打奨成を出せばいいのにといつも思ってます。

 

矢野は昨日4タコ3三振。ストライクを見逃してボール球を振りました。いつも通り。

守備でも精彩を欠いています。今年はずっとスローイングが良くありません。手先で投げてシュート回転する場面が非常に多い。アンダースローでセカンドのようなスローイングが目立ちます。

あれじゃいつか事故が起きるぞ。矢野はモンテロにだいぶ助けられています。

 

おそらく今日も1番奨成でショート矢野でしょうが、そろそろ 林晃汰 を一軍でスタメンさせられないものだろうか?

今季林はウエスタンで一度もサードを守ってません。内田と佐々木がいたからです。キャンプの時は守ってましたけどね。

今日は「セカンド小園、ショート矢野」でもいいから、サードに元気なヤツを使いたい。羽月も有力候補です。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感